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カテゴリ:本 ・ 漫 画
日米開戦で、強制収容所へ送られた日系人たち。
三人の写真家(ドロシア ラング、宮武 東洋、 アンセル アダムス)が彼らを撮影。 以下、少し内容に触れています。 まず、巻頭の宮武 東洋による婚礼写真に目を奪われた。とても端正で美しい。素人ながら、彼は 非常に腕のある写真家だったに違いないと思う。 選択を迫られた宮武親子の苦悩。 本心より「家族が一緒にいられるように」という思考で決断せねばならない・・・そういう時代を生きた/生きねばならなかった戦時下の日本人に思いを馳せる。 砂漠同様の土地に連れてこられ、有刺鉄線に囲われた生活・・・その戸惑い・屈辱感・辛さは、 経験した者でないとわからないと思う。 武装した警備員の目を盗んで`釣りに出かける´という、大胆行為に驚いた。(・o・)! 点呼されないとも限らないだろうに。 人々は、同じ境遇の宮武にだけは素顔を見せたという。そりゃそうだろうと思う。 書名が意味深長。 出版社のサイトには「対象年齢 児童書 小学校 高学年」とあるが、巻末の長いあとがきを読むと「これを児童書と言っていいのか?!」と疑問符。いまどきの子は、これくらい読みこなせるのか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年08月28日 18時37分38秒
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