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カテゴリ:お仕事@インド企業
私の職場では、全社員の95%以上を占める中国人スタッフの英会話力向上を目的とした、Open Your Mouthという全社ぐるみの取り組みを行っています。その内容は、多岐にわたりますが、主なものは、次の二つです。
1)週1回のグループ英会話セッション 2)週1~2回の「英語で話そうデイ」(※一日中、職場では英語以外しゃべってはいけない!) 私は今のところ、1)「英会話セッション」の講師を行っておりまして、私の担当するクラスではそれなりに成果が上がっていると自画自賛しているんですが、一方、2)「英語で話そうデイ」の方は、まだ成果が上がったとは言い難い。というのも、中国人は日本人と似て、シャイなところがあり、自分から進んで英語を話そうという雰囲気に、なかなかならないんです。 皆さんシャイなところにもってきて、英語で話すことが義務付けられたら、どうなるか?もちろん、黙りこくるしかありませんよね。だから、「英語で話そうデイ」になると、オフィス全体が、まるでお葬式のように、静まり返ってしまいます。そこで、「英語で頑張って話した社員を表彰する」など、いろいろ工夫しているんですが、なかなか効果があがりません。 そこで、どうすればいいか、私なりに考えました。 周りの中国人社員を、観察してみると、面白いことに気づきます。それは、「相手の外見が中国人(アジア人)だと、絶対に中国語でしゃべる」という法則です。中国人同士の場合、英語で話すことに抵抗があるのでしょう。 私の場合も、外見からは中国人と区別つきませんから、知り合いでもない限り、英語で話しかけられることは、まずありません。というか、オフィスの多くの人に、中国人だと思われているようです。 では、周りの中国人をして、「自分は外国人だ!」ということを一目で分からせるには、どうすればいか?まさか、チョンマゲ姿で闊歩するわけにもいかないし、また、日本の国旗を身につけるのも、ここ中国では争論の的になりそうで、難しい・・・。 そこで、ふと思い出したのが、大連に3軒ある「ウォルマート」ショッピングセンターの、「英語大使」(Wal-mart ambassador)です。ウォルマートでは、中国語を解さない外国人客のために、店員のうち英語のできる者に、「英語大使」のバッジをつけさせて、相談に乗らせています。 このアイデアを、当社でも使うことはできないか? と考え、今日の英語講師ミーティングで、「英会話大使」の提案を行いました。これは、英語講師や、英会話の達者な者にバッジをつけさせて、周りの中国人社員をして、「いつでも英語で話しかけていいよ♪」ということを、一目で分からせることを目的としています。 で、この提案は、めでたく採用されました。バッジの絵柄は、スマイリーフェイスにするのがよかろう、ということになりました。 私思うに、この「英会話大使」のバッジは、中国人社員だけでなく、外国人社員のコミュニケーション促進にも役立つのではないかと・・・。たとえばの話、当社にはインド人やフィリピン人の社員が結構いますが、彼らは普通、中国語できませんから、周りの中国人社員に話しかけることがなかなかできません。ところが、「英会話大使」のバッジがあれば、安心して、英語で話しかけることができる、という意味で、この提案は一石二鳥かも。 あと、英会話大使のほかに、「日本語大使」も近く実施することになりそうです。英語がスマイリーフェイスの絵柄なら、日本語はどんな絵柄にすればいいのだろう?富士山?芸者?桜?温泉マーク?大相撲?・・・何かいいアイデアないかなあ? ↓人気blogランキング。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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