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カテゴリ:大連うまいもの探検隊
昨日は、1歳3ヶ月になったばかりの娘が、39度の熱を出して、大変な一日でした。
我が家は、大連から東京へ移動して来たばかり。天候の変化のため、一家三人揃って、ずっと風邪気味でした。東京は大連と比べて、外気温はずっと暖かいのだけれど、室内がとにかく寒い!ここはセントラルヒーティングも床暖房もないから、部屋が冷え冷えして、風邪をひきやすいのです。 ところで、昨日は、正午過ぎに会社をあがりました。その後すぐ、レンタカー借りて、二つの用事を済ませました。 1)妻の再入国ビザ申請のため、品川の東京入管局へ 2)その後、お客様との会議のため、羽田空港へ 妻が入管局に行く以上、幼い娘も連れていかなきゃならないのですが、ちょっと心配だったのが、娘の健康状態。というのも、一昨日の水曜日、娘が風邪ひいて、38度前後の熱を出したのです。その後、ずっと暖かくして寝ていたおかげで、翌朝には36.8度の平熱まで戻りました。一見、元気だったし、「もう大丈夫だろう」と思ったので、予定通り、娘を車に乗せました。 念のために、体温計を持っていきました。東京入管局に着く直前に、試しに、娘の体温を測ってみました。すると、 右耳:38.9度 左耳:39.1度 という、すごい高熱!あいにく、解熱剤は、持ってきませんでした。 「こりゃやばい」と思い、妻と娘を入管局に置いて、私はそのまま運転を続け、大急ぎで、解熱剤を買いにいきました。ですが、東京入管局というのは、とっても辺鄙な海べりの工業地帯にあって、近くに薬局など、何もありゃしない。 カーナビで確認してみると、最寄りの街というのが、 天王洲アイル ここは、JR山手線の浜松町駅から、羽田空港行きのモノレールに乗って一つ目の駅。交通の便が良い上に、最近はおしゃれなレストランなどもでき、若いニューリッチ層がマンション買ったり借りたりして、住んでるようです。 天王洲アイルには、ショッピングセンターの入ったビルもいくつかあります。「ここなら、薬局くらいあるだろう」と思い、車を飛ばし、「シーフォートスクエア」というオシャレなビルの地下駐車場に停めて、薬局を探しに走りました。 エレベーターで地上に出てみると、再開発でできた真新しいビルの谷間に、スターバックス、ビアホール、カフェバー、料亭・・・値段の高そうな飲食店が、ずらりと並んでいました。コンビニもいくつかありましたが、なぜか、薬局らしいものが見当たらない。 「この辺に、薬局ありますか?」・・・いろいろ聞きまわってみても、皆、口をそろえて、「知らない」、「天王洲にはないと思います」という、つれない答えばかり。 こんな規模の街に、薬局が一つもないなんて、まさか、そんなことはないだろう・・・。天王洲界隈、5つの商業ビルの案内パンフレットを手に取り、調べてみる。やはり、薬局は一つもない。唯一、見つけたのが、内科専門のクリニック。ここに聞けば、何か知っているだろうと思い、電話してみる。 「1歳3ヶ月になるうちの娘が、39度の熱を出してるのですが、近くで、解熱剤を買えるところはありますか?」 「あいにく、天王洲には、薬局は一軒もありません。品川駅か、ダイエーに行かないと買えません」 仕方がない。私は、車を飛ばして、ダイエーまで行きました。そこに、「ウェルシア薬局」があったので、解熱剤「バファリン」の液体タイプ(イチゴ味)と、おでこに貼る熱さまし湿布を買い、その足で入管局にとんぼ帰りし、娘に手渡しました。 「バファリン」は即効性あるようで、39度あった熱が、一瞬にして38度近辺まで下がりました。その後、羽田空港内にある診療所に行きました。診断の結果、「ただの風邪」ということが判明。解熱用の座薬と、アイスパックをいくつかもらいました。その後、8時間おきに座薬を計4回入れて、おかげで、熱も36.4度の平熱まで戻りました。 いま調べてみると、天王洲から、最寄りの薬局まで、なんと、1.5キロもあるらしい。なかなか、歩いてはいけない距離です。都内だから、車を停めるのも一苦労。 天王洲アイル・・・独身暮らしだったらいいけど、幼い子供や年寄りのいるファミリーには、ちょっと住めない町だと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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