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カテゴリ:東京下町の暮らし
一昨日、近所の東陽2丁目町会で、お神輿担ぎの説明会があったので、参加してきました。
深川の富岡八幡宮といえば、東京下町屈指の名刹。私は幸い、「八幡様のお膝元」に住んでいるので、お神輿を担げるのです♪ 今年の8月17日(日)は、八幡様で、4年に1度の「例大祭」(おまつり)が行われます。そこでは、深川地区にあるお神輿、計56基が全て担ぎ出されて、街を練り歩きます。お神輿56基というのは、それはそれは、壮大な眺めです。 今回のコースは、全長8キロという長大なもの。門前仲町の交差点からスタートし、永代通り、大門通り、区役所通り、四つ目通り、清洲橋通り、それから隅田川を西へ渡って、お江戸日本橋へ。茅場町、霊岸島を通って、再び隅田川(永代橋)を東へ渡って、門前仲町は、八幡様に戻ってきます。 我が東陽2丁目は、深川の東のはずれにあるので、朝5時に集合して、地元から門前仲町のスタート地点まで、神輿を担いでいきます。パレードが終わってからも、八幡様から東陽2丁目まで、担いで戻らなければなりません。その道のりは、片道2キロ、往復4キロですから、先ほどの8キロとあわせて、計12キロを、炎天下のなか、歩くことになります。加えて、東陽2丁目のお神輿は、56基中、第3番目に重いので、かなりきつい行程になるでしょう。 東陽2丁目のお神輿は、56基中、26番目にスタートします。最初のお神輿は、8:30に門前仲町を出発しますが、26番目まで順番を待つのに、1時間ほどかかるので、我々は9:30頃の出発になります。また、最初のお神輿が八幡様に帰ってくるのは、午後2時頃ですが、我々は26番目なので、3時頃の帰着になります。 経験者の話では、行程8kmの終盤、永代橋を渡って深川に戻ってくるのが、最高に気持ち良いとのこと。お神輿を担いで、何百人も通る時、永代橋がグラグラと、揺れるんだそうです。 ところで、先日のお神輿担ぎの説明会で、お神輿記念Tシャツを紹介されたので、地元のスーパーで、早速、買ってきました。出費は1000円。これを着て、東陽町の街を歩くと、同じTシャツを着たおじさん達が、気軽に声をかけてくれます。「今年も担ぐんですか。頑張りましょう」と・・・わずか1000円のTシャツが、私と地域との関係を、ぐっと近づけてくれたような気がします。 人間関係が稀薄になりやすい、大都会・東京にあっても、ここ下町は、完全に匿名の世界ではありません。新住民もたくさんいるけれど、代々、東京に住んでいる人たちも多い。この人たちは、一見、とっつきにくいけれど、一緒にお神輿を担ぐと、すぐ仲間になれる。誰でも笑顔で受け入れてくれるのです。 お神輿は、今も昔も、下町の心意気。この地域に住む誰をも、暖かく受け入れてくれる、魔法の玉手箱。そんな下町に暮らす幸せを、今しみじみと、かみしめています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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