見たまま、感じたまま、思ったまま

2003/06/21(土)18:06

発泡酒について(続き)

今日は配偶者が歯の根っこが膿んで倒れていたので、1日中仕事してました。その合間をぬって、夕食にナスと挽肉のカレーを作った。小さく切って炒めたナス、タマネギ、カボチャにお酒を加えてぐつぐつとろ~りとなるまで煮込んで、炒めた挽肉を加えて煮込んでカレールーを加えただけ。トッピングにゆで卵の輪切りと焼いた粗挽きソーセージを乗せて完成。キュウリ、トマト、枝豆が付け合わせ。子供ように甘口にする為、以前は蜂蜜を加えていたがカボチャの方が甘みが自然で、とろみも出てグッドです。僕はジャガイモ使わないのだ・・。今日は10時半から、衛星放送のNHKドラマ「事件」の再放送2回目。第3話と4話(最終回)が一気に放映される。寝過ごさないように見なくちゃ。で、本題。昨日の日記では、ろくに発泡酒の事を知らないのに、発泡酒批判をしてしまったことがずっと胸につかえていた。要するに、ビールじゃないくせに、ビールのフリをしてると言うのが一番の嫌いな理由だったので、よく知らないままの批判でもまあ良いかと思っていたけど、やっぱり気になったので、夜中にむくっと起き出してきて、ネットで発泡酒とビールの違いについて調べてみました。結果として、自分で思っていた事と、近い内容だったけど。まず原料として、ビールは麦芽、酵母、ホップ、水の4つが使用されるはずですが、(これがドイツのビール純粋令にあたる)、日本ではこの上に政令で定められた副原料(でんぷん類)を添加しても良い事になっています。ただし、麦芽の使用比率が3分の2以上で、重量としては副原料が麦芽の50%を越えない事とされています。これに対して、発泡酒とは麦芽を原料の1部とした発泡性のある酒という事になって居ます。すなわち麦芽を1%以上使用していれば、後は何を使っても良いんですね。製造方法でも、ビールは発酵させた物とされているのに対して、発泡酒は特に規定はされていない。だから、原料に炭酸を入れれば、それで発泡酒が出来るのですね。税金面で言うと、麦芽の使用比率によって税金は異なってくる。麦芽を50%以上使用しているとビールと同じ税金がかかるが、麦芽が25%以下だと約41円の差がつく(350mlあたり)。現在日本で売られている発泡酒は麦芽比率25%以下の物である。日本で使用される大麦は、殆どが輸入に頼っているので、材料費を安くするためには、麦芽の比率を減らして別の物を使えば良い、そうすれば更に税金も安くなるという仕組みな訳です。そもそも、本来麦芽、ホップ、水、酵母から作られるはずであったビールが、利益優先、材料費材料費削減のために麦芽使用比率を66.7%まで下げる事を容認させた産物が日本の従来のビールだったわけです。それに反して、ビール本来の原料にこだわって作られた製品が、エビスとかモルツであった訳ですが、そのような動きに逆行するように、安いお手軽な原料でビール風の味付けで作られた物が発泡酒である訳です。ビールメーカーは、この発泡酒を、一見安いビールだと勘違いさせるようなデザイン、コマーシャルの手法で売っているわけで、ここでもメーカーの利益を優先させて消費者を欺こうとする姿勢が垣間見られて腹が立つのです。なんで、「これはビールと違う発泡酒だけど、うまいぜ!」そう宣伝しないのだろう?まがい物が幅を利かせて、本物が駆逐されていくような風潮が何よりも自分は嫌いだし、なんか怖いと思ってしまうのでした。ビールと発泡酒の違いについてはhttp://www.marukin.biz/sakeerabi/beer/erabi1.htm を参考に書きました。僕の言いたいことと似た趣旨の事ももっと大人の言葉で書かれています。御覧あれ!

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