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2006.06.18
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カテゴリ:この歌が好きだ!
中島らもさんが好きだと言うことはこの日記でも何度も書いた。
作家としての彼なら、ずいぶん前から知っていたし作品も沢山読んだ。
軽妙なエッセイも、「ガダラの豚」のようなSFチックな作品も好きだが、一番好きなのはどっかほろりと来るような「今宵すべてのバーで」や「永遠も半ばを過ぎて」そして自伝的な「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」のような作品だ。

らもさんが、灘校出身で大阪外語大学へ行き、確か世良正則と同級で、大学時代からロックをやっていて、弦楽器を集めるのが好きだと言うことは知っていたが、ミュージシャンとしての彼に初めて触れたのは2004年の春一番コンサートだった。

このときに見たらもさんは、青白い顔、乾燥した皮膚、老人のような足取り、そして震える手、ろれつの回らないしゃべり方で、まさにアル中、ヤク中のまっただ中という感じの印象だった。青空の下、日に焼けて健康的なミュージシャンが多い中その異端児ぶりは強いオーラを放っていた。



あれで歌えるのか?と心配してたのだが、タバコをくわえながら歌い出したらもさんの歌声はとってもしっかりして、ギターを握った途端に手の震えもぴたっと止まったのには恐れ入った。
午後の風の中、らもさんの長髪が風になびいて、思わずかっこええな~と思ってしまった。見てくれだけの話ではない。色々なものを背負いながら、そこにすくっと立った姿がカッコ良かったのである。
僕は別にロックにタバコや酒や薬が必要だとは思わない。不健康だからかっこいいとも思わない。
でも、どっか突き抜けてしまったようならもさんの姿はやっぱりカッコ良かった。

3曲ほど歌ったと記憶しているが、最後に歌った「いいんだよ」と言う歌に僕は釘付けになってしまった。以前にテレビで歌ったときには「ピー」(放送禁止用語を消すための音)が入りまくりで歌にならなかったと言うその歌の歌詞は、確かにどぎつく直接的で挑発的だったけど、陳腐だがそこにはらもさん流の深い愛が感じられた。こんな濃いメッセージの歌を聴いたのは久しぶりだった。
これがロックだな~と思った。

そしてその数ヶ月後、らもさんは帰らぬ人になった。

その時の歌詞を日記にも書いたけど、迂路覚えで全部は思い出せず、あれからもう一度この歌を聴きたいなあと思ってネットを検索していたらこんな作品を見つけた。

ramoDVD1.jpg

中島らも 「ロッキンフォーエバー」(白夜書房)
これは、らもさんのライブのDVDと詩集がセットになったボックスである。

ramoDVD2.jpg

そのDVDの最後に名曲「いいんだぜ」は収録されている。
詩集は歌詞集でもあり、もちろんそこにもこの歌は収録されているが、詩集の歌詞、ライブで歌っている歌詞、そして春一番で歌った歌詞は少しずつ違う。

ライブのDVDでも残念ながら「ピー」は入っている。
不思議な事だが、性病や人種のところには入ってないのに、身体障害の部分だけに入ってるのだ。このあたりも、この国のゆがんだ部分かも知れない。

ライブ、詩集、そして春一番の歌詞を合成した歌詞を掲げておく。
この歌を「ピー」無しで聞けた幸運に感謝して。


いいんだぜ

いいんだぜ
いいんだぜ 
いいんだぜ 
いいんだぜ

君がどメクラでも、
君がどツンボでも、
君がドチンバでも
どんなカタワでも(小児麻痺でも)

いいんだぜ 
いいんだぜ 
いいんだぜ 
俺はいいんだぜ

君がクラミジアでも、
君がヘルペスでも、
君が梅毒でも、
君がエイズでも

俺はやってあげる、
なでてあげる、
舐めてあげる、
ぶち込んでやるぜ

いいんだぜ 
いいんだぜ 
いいんだぜ 
いいんだぜ

君が良い奴で、
バカなダメな奴で 
自分が何をしたいのか
全然わからなくても

ヘイ ブラザー、君はどうだい!
いいんだぜ 
いいんだぜ 
いいんだぜ 
いいんだぜ

君がクロンボでも、
君がキタチョーセンでも、
イラク人でも、
宇宙人でも

いいんだぜ 
いいんだぜ 
いいんだぜ 
いいんだぜ

俺がアル中でも、
俺が躁鬱病でも、
俺が阿呆でも、
俺が何者でも

いいんだぜ 
いいんだぜ 
いいんだぜ 
いいんだぜ

らもさん、形は違っても僕もずっとロッキンフォーエバーで行くで!







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Last updated  2006.06.19 00:22:26
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