見たまま、感じたまま、思ったまま

血は争えないと言うが、うちの子ども達は３人とも料理が好きである。
正確に言うと、食べるのが好きなので、自分で料理もする。
もう少し正確に言うと、親がちゃんとやらないので、子どもが自活しやすいと言う側面もある。

みんな出しを取って味噌汁ぐらいは作れるし、日曜日の朝などは放って置いても、それぞれが自分で卵かけご飯をしたり、目玉焼きをしたり、チャーハンを作ったりして食べている。

その中でも一番食いしん坊で料理が好きなのがカズだ。
朝食を食べた直後に「お昼ご飯は何？」。昼食を食べてまだ間もないのに「夕食は何？」と胸苦しくなるような質問をぶつつけてくる。
そして、ゆで卵から始まって、味噌汁、目玉焼き、だし巻き卵まで作るようになった。
最近、はまっているのはカレーだ。何よりも自分が好きだかららしい。

今日の夕食もカズが作ったカレー。
じゃがいもの皮むきも、タマネギも、肉も全部切って、炒めて、スパイスを振りかけ、あくまでちゃんと取ってルーを入れていた。全部一緒にぶち込んでアクも取らない誰か様とは偉い違いなのだ。

普通、自分が作った料理ってあまり食欲がわかない事も多いが、彼は身動きするのがしんどい程、お腹パンパンになるまで食べていた。

今夜も、カズのカレーで乾杯である。