2704908 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

見たまま、感じたまま、思ったまま

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

Dr.悠々

Dr.悠々

Calendar

Recent Posts

Freepage List

この歌が好きだ!


月の祭り


グッドバイ


て~げ~


de RACINES


エアジン・ラプソディ


都市生活者の夜


このマンガが好きだ!


自虐の詩


私が選んだマンガ20


博多っ子純情


我が指のオーケストラ


ぼくんち


家栽の人


子連れ狼


龍(RON)


狂四郎2030


大好きな豊田勇造さん


(1)行方不知


(2)大文字


(3)夜を重ねて


(4)背中


(5)雲遊天下


(6)ギターが友達


2003年ライブ前


(7)うさぎ


2003年勇造ライブ開始


2003年ライブ第1部


2003年ライブ第2部


仕事のデッサン


2004年ライブ


勇造ライブ2006年


勇造ライブ2005年


私の音楽遍歴(その1


その(2)中学時代


その(3)高校時代


その(4)大学生時代


(その5)その後~現


ある開業医のつぶやき


服を脱がない人たち


お金を払ってくれない


時間外に来る人達


点滴をしたがる人達


このドラマ、映画が好


(1)男たちの旅路


蝉の脱皮


日記自薦集(1)


日記自薦集(2)


お気に入りのレコジャ


子供の病気のお話


(1)インフルエンザワクチン(2003年)


(2)嘔吐下痢症


突発性発疹とリンゴ病


麻疹と風疹


喘息について


手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱


インフルエンザ(2004年)


ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)


医者の心得集425より


悠々先生の音楽夜話(日記より)


この映画が好きだ!


TATTOO(刺青)あり


鬼畜


祭りの準備


私のLASIK体験記


LASIK術前検査


LASIK本番


心に残る日記・お友達編


リレー日記「心の帰れる場所」


Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

beer@ Re:発泡酒は嫌いだ(06/20) 嫌いです。変なの開発したのはビールに対…
のどまる。@ Re:映画ドライブマイカーを見た(03/25) 本は いつか映画を見るまでに と 何度か…
Dr.悠々@ Re[1]:セロリが好きだ(05/05) のどまる。さんへ え?葉っぱの方が食べや…
のどまる。@ Re:セロリが好きだ(05/05) セロリ  大好物です。 香りも しゃくし…
Dr.悠々@ Re[1]:セロリが好きだ(05/05) かやねずみの家さんへ 佃煮かあ、今度試…
かやねずみの家@ Re:セロリが好きだ(05/05) パリッパリのセロリ美味しそうです! こん…
Dr.悠々@ Re[1]:青春の行方(04/19) ミドリツブコさんへ この茶店は、1日中薄…
Dr.悠々@ Re[1]:青春の行方(04/19) のどまる。さんへ のどまるさんらしいコメ…
ミドリツブコ@ Re:青春の行方(04/19) 映画のひとこまのような。 この店で小編…
のどまる。@ Re:青春の行方(04/19) 思い出のレコードを聴きに 珈琲を飲みに通…
2014.08.10
XML
ご無沙汰しています。
もちろん、元気にしていますが、なかなかブログを書くヒマがありません。
仕事である診療所のHPにブログを書き始めたので、どうしてもそっちが優先になり。
まあ、実名なのでヤバイことは書けないんですけどね。
楽天が疎遠になった原因は前から何度も書いているように、足跡機能やメッセージを送る機能が無くなって、ブログ友だちと交流しにくくなったこと、商売やアフィリエイト目的のブログがあまりに多すぎることが原因です。

しかし私も古株になったのかなあ。



昨夜の台風は、我が県で久しぶりに「台風」って感じでしたね。

当院は、いつも台風の時に起こる自動ドアの下からの水の浸入に対して、ブルーシートを被せたり、内側にはバスタオルを敷いたりして対処していました。おかげでタオルが濡れる程度で、室内への水の浸入は無かったです。観葉植物の鉢が倒れて割れたのが唯一の被害でした。

皆さんのところは大丈夫だったでしょうか?
もし、被害に遭われた方が居られましたら、心よりお見舞い申し上げます。

で、夜はボウリングの試合にも行けず(実際開催されたそうですが)、前から買っておいたDVDを見ていました。
この作品です。

エンディングノート.jpg

これは、胃がん末期と告げられた初老の男性が、死ぬことを意識し、死ぬまでにやるべきことを考えて、淡々とそれを実行しながら死へ向かう様を、実の娘さんが撮影して映画にしたものです。
全国ロードショーで上映されたので、知っておられるかたも多いと思います。

タイトルの通り、自分の死へ向かって、やるべきことを着々とやっておこうと言うのが主題なのかも知れません。実際、このこの映画の影響か?巷ではエンディングノートなる商品が売られています。

まあ、それは大事なことなのでしょうけども、私はこの映画を別の観点から見ました。
それは、最後まで人間らしく、家族の愛に包まれながら死んでいくことが、いかに美しいかと言うことです。

最近、在宅死と言う言葉をよく使います。
当院の待合室にも「在宅死のすすめ」と言う本を置いてあります。
こういう言葉が溢れてくると、家で死ぬことが善で、病院で死ぬことが悪いように思われがちですが、果たしてそうでしょうか?

この映画の主人公は病院で最後を迎えます。抗がん剤の点滴だって受けています。
片方では、家族が用意した有機栽培のニンジンジュースもごくごくと飲みます。

最後が近づくと、長男と一緒に死後にやるべきことを確認し合い、家族に声をかけ、孫たちを抱きしめ、
自分より後に残る90歳を超えたお母さんに携帯で電話をかけてお別れを言います。
そして最後は、他の家族を外に出して、奥さんと二人きりになり、「愛しているよ」とはじめて口に出したのです。

死の病を宣告されたとき、勝てないかも知れない戦とわかって病気と闘ってみるのも悪いことではありません。でも、その一方その撤退時期を主治医とともに見つめて、死への準備をする。
家族にきちんと別れを告げながら、家族に包まれて死んでいく。
それが出来るなら、病院であろうと在宅であろうと、死ぬ場所は関係ないのだろうと思います。

確かに、病院で人間らしく死のうとしても、患者さんの自由にさせてくれない現状もあるでしょう。

この映画では、主治医のドクターが回診に来て「まだ腎臓のクレアチニンの数値は大丈夫ですよ」なんてお間抜けなことを言っていました(虎の門病院の先生ごめんなさい)。
私ならこう言うでしょう。「あなたの主治医にさせて貰って幸せでした、ありがとうございました。」
実際私は映画を見ながら心の中で叫んでいました。

しかし、患者さんが主治医とよく話し合っていけば、これからの時代は変わっていくと思います。
ホスピスじゃない、普通の病院でも患者さんが人間らしく死んでいくお手伝いをしてくれる時代が遠からず来ると信じています。

どこで死を迎えるかと言うよりは、どんな風に死を迎えるか、どんな風に死に向かう家族を送り出すのか。大事なのはそういうことだと思います。

なくなった人が戻ってくると言うお盆に、そんなことを考えるのも良い物だと思いました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.08.10 16:20:12
コメント(3) | コメントを書く
[オレにも言わせろ!] カテゴリの最新記事


Category

Favorite Blog

コロナ後遺症外来 2… pandanandaさん

ちゃと・まっし~ぐ… ちゃと0508さん
Yokko’s Diary yokko_888さん
ツブコの茶店 ミドリツブコさん
幻泉館日録@楽天 幻泉館 主人さん
ジョンリーフッカー ジョンリーフッカーさん
IN THE SUID… カープママさん
涙ひとつぶ落ちる前に 夏風7537さん
★宇都宮のシニア日本… 宇都宮のシニア日本語教師さん
COCOに幸あり PART2 aoeiuさん

© Rakuten Group, Inc.
X