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テーマ:珈琲喫茶店めぐり(196)
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先日,行きつけの床屋さんで,友人がシェクープルというカフェをオープンしたという話を聞きました.そのお店では,石を使った珈琲を出しているそうです.
石?? 普段から趣味は珈琲と言っていると,珈琲に関連したいろいろな話を耳にしますが これには意表を突かれました. 珈琲と石から連想されることと言えば…… 石臼? 石臼だと微粉末が…… ランブルのミルはいつできるのだろう…… などと考えていると 自家焙煎のcafe agre(カフェ・アグレ)さんのホームページを見せてもらえました. 石とは戸室石のことで,遠赤外線焙煎ということでした. カフェ・アグレさんは,ホームページの存在は知っていたのですが,そのたたずまいから本当に営業しているのか半信半疑だったため,まだ飲んだことがありませんでした. これは珈琲マニアとしては,シェクープル(CHEZ COUPLE)さんに行ってカフェ・アグレさんの珈琲を飲まねば. Webで情報を収集してみると,シェクープルさんはオムレツライスが美味しいと評判の人気店でした.混雑が予想されたため,土曜日のお昼の少し前,早めの時間に行ってみました. 11時25分ごろに着いてお店の入り口を探してうろうろしていると,お客さんが次々と吸い込まれていく所があり,そこがシェクープルさんでした. お店ではぼくの前にすでに3組のお客さんが入っていて 12時の少し前にほぼ満席になりました. 帰るころは,並んで待っているお客さんは一組だけでしたので, 行列ができるほどではなく適度な混み具合でした. 今回注文したのは 春野菜とひよこ豆のクリーム煮込み添えオムレツライス 1180円(税込1239円) スペシャルブレンドコーヒー 500円(税込 525円) 飲み物は,食事やケーキなどと一緒に注文すると200円引きになるシステムで 合計 1554円 オムレツライスは,ひよこ豆,春野菜(ブロッコリーなど),オムレツ それぞれの素材の食感が多様で 全体に優しい味でまとめられていました. お皿が下げられて少しの間をおいてから,珈琲が運ばれてきました. 逆円錐形の珈琲カップが面白い. ブラックで一口飲むと,昔,珈琲に凝り始めた頃に飲んだモカのイメージが蘇ってきて 懐かしくなりました.懐かしさに浸っていると 口の中に甘みが広がっていることに気がつきました. その後から苦味が広がってきました. 飲み進めると くどくなりすぎることなく,ほどよい感じでややとろみのあるコクがあり 繊細かつ微妙な味がしっかり表現されている自家焙煎ならではの珈琲 であることがわかってきました. 不思議なことに酸味はほとんどなく,なぜ最初にモカのイメージが出てきたのかと考えていると,ほんのかすかにこげ味が感じられ,それが引き金になったのではないかと思い当たりました.昔,珈琲初心者だったころにこげ味のモカを良く飲んでいたのを思い出したわけです.このこげ味は焙煎にうるさい珈琲マニアなら騒ぐかもしれませんが,世の中のほとんどの人は問題にしないレベルだと思います.ここにこう書くことが騒いでいることになるので,本当は書くこと自体がまずい.珈琲の味がどうでもよいレベルなら書かないのですが,今回は書きたくなるぐらい美味しい珈琲だったということです.書くほどに藪蛇になっているような気がしますのでこのへんでやめます. 料理が優しい味だったこともあって, 料理と珈琲の味のバランスが良く,最後まで楽しめました. 料理やケーキと珈琲の両方が美味しいお店は 探してもなかなかみつからないものです. ぼくの少ない経験のなかでは,両方美味しいお店は金沢近辺では2店目です. (1店目はワイーさんです.) 基本的に出不精なため,当分この2店から増えることはないでしょう. シェクープルさんでは,珈琲の余韻に気を取られて 代金を支払っているときも完全に無口になっていました. お店の人にはぼくが不機嫌なように見えたのではないかと心配です. ちょと反省してここに書いておきます. ご馳走様でした.美味しい料理と珈琲をありがとうごさいました. シェ クープル (オムライス / 額住宅前駅、馬替駅、乙丸駅) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 6, 2011 11:25:24 PM
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