カテゴリ:保健体育。
☆顎関節症
もう10年くらいになるだろうか、顎に違和感を感じてカクカク音がする状態と、 歯の治療やら引越しやらストレスやらで、ましになったり酷くなったりしながら付き合っていた。 生れ付き奥歯が少ない為、奥にブリッジやらインプラントやら施し、 もう、何が平行な噛み合わせなのか分かり辛い程で有ったが、 新しく入れた高価な偽者の歯を痛めてはいけない、と、毎晩ナイトガードをして寝ていた。 文字通り歯を食いしばって生きているからか、 成人してから英語を使う生活をして顎に負担になっているからかは知らないが、 毎晩ナイトガードをしてふごふごと眠りに付くのは、全くセクシーな事この上無い話である。 ブルルが腰が痛くなったら通う、マイケルジョーダンやらの主治医だと言うカイロプラクターが隣町にいらして、 ブルルがわたしの顎の事を話してくれたら、是非診て上げましょうと決まった。 命に別状は無いこういう症状なので決まってからが長くて、中々連れて行ってもらえずに居たのだが、ついに行って来た。 日本の電気屋さんにあるようなぺとっと貼る電波(?)のマッサージ機のようなのを 首筋二箇所に貼られ、ピクピクと体が揺れてしまうので横になって温シップされる事十分程。 次は先生に首をポキポキと鳴らされ、お話を聴く。 首を自分で回してポキポキ言わせるのは疲れていたら学生時代からどうもやってしまっていたのだが、 ブルルを通じて止めるように言われていたので即止めた。 やっぱり先生が鳴らす時は連続でポキポキと鳴るのではなく要所だけが鳴る気がした。音が目的で無いのは承知しているが。(笑) 肘を突いたり手の上に顔を置いて寝たり、ガムや硬い物を噛むのは暫く止めるように、 それから噛み締める反対、つまり口を負荷に対して開ける練習をするように、 テーブルに両肘をついて顎を下から押さえながら口を無理に開けるエクササイズも教わった。 肘を突く癖は無いけれどガミベアやアーモンドは好きで時々食べるし、 シリアルやらおせんべいやらも顎を鍛えるつもりで固ければ固い方が良いと思っていたので 全く、何もかもが素人判断で間違っていたのだと知らされた。 ナイトガードも、歯科で作った固いの以外は、 柔らかくて噛み締めてしまうので逆効果だそうだ。 それから太目のボールペンのような器具を顎に当てられそのバネで顎の間接をパチンパチンパチン!と左右十回ずつ強打された。 先生に頭を抑えられながらでなかったら首がどうにかなっていたのでは?と思う程の強さで、 鼻にブル之助の頭がぶつかった時のように、 耐えられない痛みではないのに、涙が止まらなくて全く恥ずかしい思いをした。 ブル之助も見て居て怯えていたし、ブルルはもらい泣きしていたし、本当に不覚だった。 ☆ブリッジ 治療に随分時間が掛かって、もうとっくにお昼の時間を過ぎていたので、 帰り道に有る中華料理のバイキングへ寄った。 そこは半分ほどがお寿司なので、ブル之助に取り分けてから自分もよそって食べ始めると、 「ん?」 ブリッジが取れた。 バイキングなのに。 お腹ぺこぺこなのに。 そう思いながら、噛んでも大変だし、やっぱり動揺していたのかナプキンに上手く隠せずに慌てて口から出したら、 しっかりブル之助に見られていた。 「ママっ?ママっ?ママママママ、歯???」 このトラウマで吃音になったりしたらどうしましょ。 翌日歯科で緊急手当てをしてもらった。 ☆復活祭 その翌日木曜日から翌週の月曜日まではまたジョージア。 復活祭とブルルパパの70歳のお誕生日のお祝いを兼ねていた。 ブルルパパが去年買った新しいトラック用のグリルがプレゼント。 実用的と言うか、夢が無いと言うか、何度も鹿を轢いてしまった経験が有るので、 折角の新しいトラックにはグリルをしたいなあ、と言っていたそうだ。 ついでと言うか当然と言うか、復活祭にはブルルとブル之助と伴って教会へ行った。 復活祭と言えば、一年で一番大きなクリスチャンのお祝いで、 夙川カトリック教会なんて敷地ごと入ってしまいそうなこの大きなカトリック教会で ブルルパパはグランドナイトと言って、 よくは知らないがお世話係?のようなのをしている。 教会なんて慣れていない母親に連れられて、お昼寝も無し、夜も遅くまで起きていて 食事の時間も内容もばらばらなのが四日目のブル之助は当然もぞもぞと落ち着きが無い。 開始の30分も前から来て座っていて、始まってから70分間、 あれ程長い70分は、近年無かった、と言っても過言で無い程、苦痛で居心地の悪い物だった。 特にカトリックや教会を毛嫌いするつもりはないけれど、 やはり、同一の物を心から信じている集団に一人混じってしれっと馴染んだ振りをするのは わたしには虚偽の骨頂としか思えなかった。 結婚式やお葬式なら兎も角、皆さんが立ったり跪いたりするのに合わせるのすら、 周りを偽っているようで体が硬くなった。 実際、歌を一緒に歌ったりは出来ないけれど、せめて立ったり座ったりは合わせましょう、 例えばこれは国家が流れたら胸に手をやったり起立したりお辞儀をされたら返すような物よねと思っていたのだが、 そういうタイミングは暗黙の了解のようで、ブルルパパに恥をかかせては大変だと思うと本当に緊張した。 ブル之助は声こそ出さなかったが、もじもじして時々わたしとブルルに睨まれて座っていた。 子供が騒いだら外へ出るべきよね、とか教会にあんな服を着て来るなんて、とか ほら、アジア人も沢山居るでしょう?とか 先日あの人は脚が痛いを言っていたからわたしは彼の為にお祈りしたんだけど、そうしたら治ったのよ!とか 横からブルルママが囁く声も、刻一刻とわたしを暗くしていった。 その後美味しいお食事会に家族で出掛けたのでブル之助もわたしもけろっとしていたのだが、 やっぱり次から教会関係はブルルにやんわりと断って貰おうと思う。 顎の治療が無駄になるのでは?と思う程、終わって気付いたら噛み締めていた。 ☆SEPHORA 無事帰って来たらネットが切れていて、直しに着て貰ってはっと繋がった。 アメリカにお住まいの皆様、 今Sephora.comでコードBD2T9CB5を入れると15%オフなんですって! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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