今日も寒い一日でしたね。お日様は
出ていますが、空気が冷たくて、
ついつい室内に篭りきりな日でした。

野良さんたち、暖かい陽射しある場所で
過ごせていますように。
ご飯も食べられていますように。

我が家のエムたんも、寒いので、
日向で過ごして、お日様の香りに
なってました(*^ー^*)

私は、ＰＣで、調べ物したり、
データをまとめてました。

寒いと体が動かなくなって困ります(-。-;)

それでは、今日のお勧めはこちらの
コミックスです。

「月光スパイス」
（花とゆめコミックス）斎藤けん著

綺麗な書名に惹かれて手にしましたが、
内容はかなりシリアスでした。

短編集なので、数話収録されて
いますが、やはり表題作が良いです。

乱暴者の黒豹は、一人ぼっちで
孤独でした。

ある日、そんな彼の上に、うさぎの
少年が降ってきました。

少年は、下敷きとなり、怪我をした
黒豹の手当をし、治るまで、面倒を
見ることを約束させられます。

逃げようとすれば、食べてやると、
黒豹の青年は言いました。

しかし、口調は乱暴なモノの、
黒豹は、うさぎの少年を食べようとは
しません。

食事も出してくれます。

うさぎの少年も、共に過ごす間に、
黒豹の孤独に氣付きます。

ほぼ、怪我も完治しかけた頃、
黒豹は、森の魔女の家へ行き、
偶然「月光スパイス」を手にします。

「月光スパイス」それは、どんな願いも
叶える万能な秘薬。

黒豹は、ロクに魔女の話も聞かず、
魔女の制止を振り切り、ソレを
己が身に振り掛けます。

「何も食べずに済む体になるように」と
願いを込めながら。

そして、願いは叶いますが・・・

魔法には、必ず代償があるのです。
大きい願いであれば、あるだけ・・・

黒豹は、スパイスを浴びた後、家に
戻りました。

うさぎの少年も、逃げ出しておらず、
家に戻ってきました。

少年は、ザクロの身を携えていました。

うさぎの少年の思いを汲み取り、黒豹は、
ザクロを口にしました。

そして、彼は、永遠にモノを食べなくて
すむ体。死体となりました・・・

うさぎの少年は、村人らから、乱暴で
危険な黒豹を殺す為に毒を塗った
ザクロを渡されていたのです・・・

うさぎの少年を信じ、少年の為に、
モノを食べなくて済む体まで欲した黒豹。

村人等は、喜び祭りまで行いますが、
少年は、食べ物を食べられなくなり、
死を待つばかりの状態に・・・

そんな少年の元に、魔女が訪れます。

「月光スパイス」を手にして・・・

最後は、大団円です＼(^o^)／

切なさ、優しさ、やるせなさが
溢れてます。

他のお話も、優しさと、毒が、
巧みに交ざっています。

月光スパイス 価格：410円（税込、送料別）

こちらも短編集です。

亡鬼桜奇譚 価格：420円（税込、送料別）

お日様の陽射したっぷり浴びて
お日様の香りです。エムたん！

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