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カテゴリ:阿字ヶ浦ニュース
茨城新聞の1面にこんな記事が出てました。
磯崎漁協では一口アワビの養殖も行っていますが、天然となるとまた味も違うんだろうな。 ちなみに一口アワビは満州屋でもご提供しておりますので、予約時等にご注文ください。 以下、茨城新聞HPより転載 藻場、沿岸に造成 本県アワビ漁業の拡大につなげようと、藻場の造成計画が進んでいる。全国的にも珍しい試みで、県が試験ブロックを海底に設置したところ、餌となる海藻が定着。県は「安定収入が見込めるアワビ漁へ新規参入の呼び水にしたい」(水産振興課)として、来年以降、ひたちなか市磯崎地区を皮切りに造成を始める予定だ。 ■新規参入の呼び水に 本県の沿岸漁業は、シラスやコウナゴなどの回遊魚を取る船引き網漁業が主体のため、漁業経営は不安定になりがち。近年は燃油価格の乱高下も手伝い、就業者減少の一因にもつながっている。 これに対し、アワビは漁場が浅くて陸から近い上、定着性資源のため、安定収入が見込める。「船引き網漁業と組み合わせることで、漁業所得のかさ上げが期待できる」(県水産振興課)。 県は、独立行政法人水産総合研究センター水産工学研究所(神栖市)と協力し、2007年に磯崎地区で調査を開始。日立市の川尻地区・会瀬地区でも調査を進める。 磯崎地区では、4種類の試験ブロック(8~12トン)を水深5メートルの海底(3地点)に計24基設置した。昨年秋の調査で、アワビの餌となるアラメが最大60センチを超えるなど、海藻類の順調な生育が確認された。このため、来年にも同地区の複数個所で計1ヘクタール規模の藻場を造成することとなった。 県によると、アワビは、1キロ当たり6千円から7千円の高値で市場取引される。本県の岩礁地帯は大洗海岸以北に限られ、天然アワビの漁業者は約120人。収量は年間約25トン(08年)で、全国1位の岩手県と比べると、約10分の1にとどまる。 藻場はアワビや魚のすみか、産卵場所となるだけでなく、海中の窒素やリンを吸収し、酸素を作り出す水質浄化の役割もあるとされる。岩に藻が付着しなくなる「磯焼け現象」の解消を狙った造成は目立つが、アワビ漁業の拡大などに向けた造成は珍しいという。 県は「漁協や関係機関と協力しながら、慎重に調査を進めたい」(同課)としている。 【写真説明】 浅瀬の岩場で生育し、アワビの餌にもなる海藻のアラメ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.09 01:45:42
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