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カテゴリ:職探し
オフィスで採点しながら仕事しているふり(Dにいさん談)していたら
(採点も仕事の一部じゃないのか??) PhDの学生のYがオフィスに立ち寄って来ました。 彼とは以前から学会で知り合っていたので、私がジョージアで教えるようになっても 院生対教員という関係じゃなく、同僚みたいな感じで付き合ってます。 (いい奴ですから、はい。もう、ワタクシのTAとはぜ~んぜん違います(爆)) そんな彼は今年Job Marketに出ているABD(博士候補生)で、 この夏のAEJMCという学会でもかなりの数の第一次面接をこなしてきたんですが、 そんな彼がひとこと。 「ね~、Izzyって去年はいつごろから面接行きだした?」 去年?11月ぐらいからかなぁ?というと 「実は○×大学からキャンパスインタビューのお誘いが来たんだけど、 今週の金曜日に来てくれって言われたんだよね」 金曜日ってアンタ、明後日やんか(爆)。 「俺、まだどこにもコミットする心の準備も出来てないし、 Job Talkのプレゼンの準備もしてないんだけど・・・ 断るべき?」 ばか者、断るな! とりあえずインタビューのスケジュールはネゴして少し遅らせてもらって、 オファー取って来い! と檄を飛ばしておきました。 まぁ彼のいってることもわかります。 Research 1の大学じゃなくって、Teachingの量が半端じゃないからあまり魅力的ではないと。 多分今年の就職市場ではトップ3に入るであろう彼のことなので、 向こうも青田刈りをしたいんでしょう。 だけど、ひとつオファーを取っておくと、他の面接も次々決まるので有利なんですね。 私もこの方法で面接がどんどん決まっていったので どこでもいいからとりあえず行って来いとアドバイス。 「でも俺まだJob Talkの準備が・・・」 まだそんなこというてんのか(爆)。 適当に今までの学会論文のPPTからひとつ選べばいいんだよっ。 「博士論文のプロポーサルのプレゼンも出来てないし・・・」 向こうはそんなもん期待してません。 とりあえず予行演習のつもりで行っておいでよ。 それにいいもの食べられるわよ(笑)。 「そっか~、じゃスケジュールネゴしてみるわ。 俺が教えてるクラスに穴開けたら、Izzyピンチヒッターしてくれる?」 ・・・やだ(爆)。 一度ぐらい休講にしたって誰も怒らないってば。 この話があった後思い出したのは、sanfrancisco catさんのブログの一件。 彼女のお怒りもごもっとも。 いきなりほとんど知らない有名教授に 「アメリカの大学での就職の世話してくれ」と言うのは まぁ、暴挙にちかいわな(爆)。 本当に欲しい人材なら、大学側からコンタクトしてきます。これはホント。 責め方によってはその教授もいい印象を持って彼女のことを推薦してくれるかもしれなかったのに、 この方のケースは自分で墓穴掘っちゃったみたいなもんですねぇ。 アメリカの大学教員の募集は公募ですから、誰でも書類は送れます。 たまに、「Invite Only」というケースもありますが (大学側から、めぼしい候補にコンタクトして、その候補者のみが書類を提出できる場合) それは上記のような青田刈りか、あるいはその分野のトップスクールに限ります。 たとえばミシガン大学のマーケティングの教員募集とかがそのタイプ。 この場合、コンタクトされなかったけど応募したい・・・という人は 書類先行すら通るチャンスはありません。 だけどそれはまれなケースで、大概が公募ってことはチャンスは候補者に等しくあるわけです。 もちろん、公募が決まった時点で我々教員も自分の知り合いとかに 「いい候補者いないかね?」と聞くこともありますが、 それ以上のことはできませんし、コネというものも日本ほどは効きません。 とにもかくにも、書類を出してもらわないと話にならないし、 書類選考でほとんどの候補者はふるいにかけられてさよならになります。 だから、提出書類がどの程度強力かにかかってきます。 コネを開拓する暇があったら、CV(履歴書)に載せられるまっとうな研究の数を増やすに限ります(笑)。 結局の所、正面から責めた方が職にありつきやすいってことです。 書面ですごい候補者でも、実際にキャンパスインタビューや電話インタビューでいまいち、って事も多々ありますし (これだけは場数を重ねて慣れるしかないですねぇ) とりあえずキャンパスインタビューまで取り付けるのが一苦労。 実際の面接になれば後はお見合いみたいなもんで、相性がモノを言います。 私のときもいくつかの大学とお見合いして、 一番相性が良かったのがここジョージアだったので嫁に来た、という感じです(笑)。 運もあったかもしれませんけどね。 なんせ史上最強のJob Talkをやりましたから(爆)。 (今でも語り草になっているらしい・・・) Yは性格も2重丸、研究能力ばっちり、Teachingの経験もばっちり。 売れないわけがないと私は思ってます。 だからこそ彼には就職市場で遅れを取って欲しくないんです。 だからここは心を鬼にして(?)いってます。 「アンタっ、もたもたしてるんじゃないよっ!」って(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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