|
カテゴリ:トルコの旅
さてさて。
まだまだしつこく・・・トルコの旅日記。 憧れのカッパドキアに目を輝かせたのも束の間・・・バスの乗せられどんぶらこ。 到着した先は、トルコツアーのお約束・・・絨毯屋さんでございます。 トルコといえば、トルコ石かトルコ絨毯かタルカンか・・・と言われるほど。笑。 (いやいや・・・もっと色々ありますけどね。トルコ。笑!!) ジャスミンはトルコ絨毯には興味がございました。 「部屋の絨毯を新調したいのよねぇ~~。」なんて事ではございませんで・・・ 「模様」好きなジャスミンは・・・その織り柄に興味シンシンでしたの。 ま・・・カッパドキア観光を駆け足で切り上げさせられたことには若干の不満はございましたけども まあ・・・ツアーでございます。(しかも激安!) ツアー会社も儲けがないといけませんからね。うふふ。 絨毯屋に着くや否や・・・まずトイレ休憩。 ここのトイレ。 トルコで行ったトイレの中で・・・ イスタンブールのマル○ラホテルのトイレに次いで美しかったニョロ。 「儲かってまんな~~~。」と思わず関西弁でつぶやいてしまったほどデスわ。うふふ。 トイレが終わった人から順に・・・小部屋に連れていかれます。 そこでは、美しい娘さんやかつて美しい娘さんだったはずの人が絨毯を織っておられますの。 ま・・・あきらかに・・・観光客用パフォーマンスですばい。笑!!! それでも細かい織り柄に「ほほ~~~~ぅ」とため息の漏れる一同。 素敵ですばい。 こうして一つ一つ手で織り上げられたモノというのは、風格が違います。 「高くて当然よねぇぇぇ。」って思うはず。 自分で織ったと思ったら・・・たとえ50マン円で売ってくれと言われても手放さないわ。笑。 それくらい・・・細かいです。 ひとしきり、恐ろしく日本語の上手な販売員の説明を受け・・・ 「それでは皆様!色々な絨毯をお目にかけましょ~~~う!」と言って連れて行かれたのが・・・大広間でございます。 そこでチャイのサービスが。 チャイを飲みながら、絨毯の説明は続きます。 何枚も、何枚も・・・素敵な絨毯を広げながら・・・。 この説明をする販売員(いや・・・社長?)てば・・・おっそろしく日本語が達者なのでございますわ。 「皆様!聞いて下さい。見て下さい!見るだけタダなら、触るのもタダ! 見ると目の保養!触れば・・・ハイ!そこの奥さん? そう!手の保養!!!さあ!靴を脱いで、絨毯に直に触りましょう! 」 なんて・・・もう・・・お前は噺家(はなしか)か!!!とつっこみを入れたくなる程の流暢さ。。。 時々、ギャグなどを交えて・・・日本人のココロをガッチリとキャッチ。笑。 「ココで買って、持ち帰るのはタイヘンです! なぜなら絨毯は重いから。 でも大丈夫。うちで買ったら、ドアツウドアで送料無料。 玄関先まで楽々お届け! 」 店頭の包丁の実演販売員のごとく・・・切れ目無くあふれ出す日本語。 あまりにも流暢なので、ジャスミンは彼がだんだん胡散臭く見えて来たほどですわ。笑。 極めつけは・・・ 「トルコの絨毯100年以上軽く持ちます。 今買っても・・・子供の代、孫の代・・・いやいや玄孫の代まで使えます!」 なんて。。。 誰だ!玄孫なんて言葉教えたのは!!!笑!!! 玄孫(やしゃご)なんて言葉、知らぬ若い日本人も多いんじゃないか?笑。 その内「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ・・・」なんて唱えはじめそうですバイ。うふふ 途中から、おかしくておかしくて・・・腹を抱えて笑うばかりのジャスミン。 絨毯の説明なんか耳にはいりゃしませんわよ。。。ぶぶぶ・・・。 それにしてもどれもこれも素敵な絨毯ばかり~~。 絨毯が欲しくない人でも目が釘付けになるほど美しい!!! あの有名なヘレケの絨毯を広げられたときには思わずため息が出ましたよ。 「す・・・素敵~~~~。」 ジャスミンが気に入ったのは・・・赤い絨毯でございました。 ザクロのような渋い赤。それに黒や茶色で細かな模様が織り込まれてオルのですわ。 「うは~~~~っ!!素敵!!!」 説明がひとしきり終わると・・・皆、品定めに入ります。 販売員も客の品定め開始!!!笑!!! もう・・・ごり押ししまくり!のセールストークで押されまくりの観光客。 *絨毯を買いそうな日本人のおばあちゃん。笑。 売る方も必死なのでございますわ~~~~~~。* そんな中ジャスミンは、絨毯を勧められる観光客を見ながら楽しんでおりましたわ。(うふふ。これが結構面白い。) しかし・・・ちょっとだけ先ほどの「ザクロ色絨毯」が気になりますの。 『ちょっくら・・・近くで見てくるか』 近くに寄って見ていると・・・ 「コレが欲しいデスカ~~~~~~??」先ほど説明していた販売員よりもずっと日本語が下手な雑魚の販売員が近づいて参ります。 「ええ。素敵ですね~。好きですわ。いくらくらいするものかしら???」(←どうせ高いので買う気がない。) 「これは~~~エ~~~ット・・・30万円で~~す。」 さ・・・さんじゅうまんえん。。。 きっと・・・絨毯にしちゃ安い方なんでしょうねぇぇぇ。 これだけ細かいし、大きいし。 でも買えないわよ・・・。買えるような金持ちならこんな激安ツアーに参加するかっ!笑 しかしね・・・暇ですから・・・ 「そう。思ったほど高くないのね。でも・・・もうちょっとディスカウント出来る?」 女優ジャスミン登場。笑。 「買うバアイ、カードですか?方法は?ナンですか??」と絨毯オヤジ。 「そうね。買うなら 現金ね。」 (←うそ。そんなに持ってない。) 「い・・・いま、現金そんなに持ってますか?」 ←ここで目の色が変わった彼。。。 「ええ。それくらいなら。」(←大嘘。) 「だったら・・・26万円でダイジョブ!!!」 しかし買う気のない私。 いや買う気がない訳じゃなく、欲しいけども大きすぎるし・・・価格が高すぎるのでございます。 「ふ~~~ん。でもちょっと私の部屋には大きいのよ。 日本はね、お部屋が小さいからね。私は2~3畳分の大きさのが欲しいの。」 (←これは本音。) そういって・・・その場を離れ・・・ベンチに腰かかけていると・・・ 彼・・・追ってきましたよ。笑!!! ノルマでもあるんでしょうか。必死。 ちょっと・・・可哀想な気もしてきましたわ。 「これは???」 彼が持ってきたのは・・・2.5畳分ほどの赤い絨毯。 大きさは・・・OKですわ。しかしね~~~赤が違うの~~~。 「違う!あっちの柄が良い!同じのの小さいの無いの?」 と30マンの絨毯を指さす私。(本気) 「う・・・ア・・・アリマス!!!」彼はそういって・・・下っ端に取りに行かせるモノの・・・ 何枚広げても同じモノハございませんの。 そりゃそうです。 あの大きさにぴったりになるように作られた柄でしょうからね。。。 小さくて同じ柄なんて手作りにあるわけがないのですわ。 「こ・・・コレは???」赤い絨毯を10枚近く広げたあたりで、本当に彼が気の毒になってきた私。 「あのね。私は絨毯は欲しいケド・・・せっかくだから気に入ったものしか欲しくないの。 だって・・・玄孫の代まで残るのでしょ?だったらお気に入りが欲しいじゃないの。 またトルコに来る予定だから(←予定は未定)、そのときにまた見に来るね。」 そう言うと・・・彼はやっと「ワカッタ」と頷いてくれたのでした。 スマンじゃったね・・・。。。(心のなかで詫びるジャスミンですばい。) でもでも・・・タダでは起きない絨毯商人。 「じゃ・・・今度来るときは僕にメールを頂戴ね!僕が接客するから!!!」と・・・ 名刺にメアドを書いて渡してくれましたわ。 きっと売上げで給料が決まるんじゃないかしら。。。 帰り際・・・ 「デ・・・デモ・・・あの大きな絨毯とオナジ柄は・・・無いかも・・・」と申し訳なさそうに言いかけた彼。 解ってますばい。 解ってますけど・・・イジメたくなるキャラなのです。 「あ、そうなんだ~。 同じの無いのか~~~。 そっか~~~。無いんだ~~~~。」と意地悪なことを言うと・・・ 「イヤ・・・でも・・・あるかも!!!!ツギに来たときしかわからない! あるかも!ある!あるかも!!!」 (←必死) ・・・ううう。。。日本語はそれほど流暢じゃないけど・・・人の良い彼でした。。。 「ううむ。 いつか・・・大金持ちになったときは・・・ あの兄ちゃんにメールでも打って・・・立派な絨毯を買いに行ってやろうか。。。」 そう心に決めたジャスミンでございました~。笑。 ま・・・ 2日後のイスタンブールでブログでお世話になっているAysenecoさん の旦那様のお店に行ったら・・・ もっと素敵で目が飛び出るほどは高くない絨毯を見つけたので、 そこで買っちゃいましたけど。うふふ。 (今週、我が家に到着するらしい~~!楽しみデス!!!。 Aysenecoさんにも旦那様にもお会いしましたヨ!その日記はまた後日。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[トルコの旅] カテゴリの最新記事
|