まだまだトルコの旅日記。
やっと後半にさしかかりましたよ。

後ろ髪をがっさりと引っ張られて後頭部がヒリヒリするような思いで・・・カッパドキアを後にした私たち。
誰もが・・・「いましばらくココに居たい」と思ったはずですばい。
しかし、激安パックツアーでございます。
文句なんか言えませんわ。
バスに収容されて・・・今度はアンカラまで移動でございます～。

アンカラ・・・トルコの首都でございますよ。
お馬鹿ジャスミンは近年まで・・・「トルコの首都はイスタンブール！！」と思いこんでいたのですけど
皆様はそんなことございませぬか？笑。

そんなアンカラ。
首都でございますので政治の中心地。
行政機関や、諸外国の領事館、軍の中枢機関、そして大学などが集まっておりますよ。
商業の中心地は、イスタンブールのようですわ。
中国で考えるところの・・・北京と上海みたいなもんかい？と勝手に理解。

カッパドキアから、バスに揺られてどんぶらこ。
途中塩湖に沈む夕日↓なんぞを激写しつつ・・・ひたすらバスに揺られ続けます。


旅はもう折り返し地点を過ぎておりました。
アンカラに１泊したら・・・明日はイスタンブールへと戻りますわ。
そして明後日の午後には、成田行きの飛行機に乗るのです。

大雪で始まったトルコの旅。
到着翌日は、大雪のためバスに１６時間も乗り続けたのだわよ。
災難といえば災難でございますけど・・・しかし・・・これも良い思い出だわねぇ～～。
ま・・・
「ツアーっちゅうのはげに忙しきものか？」と心から思った旅でもありました。
でもね。
偶然同じツアーになっただけにも関わらず・・・皆様大変お優しかったですし・・・
面白い方が多く、「ツアーの魅力」も知った旅でもありましたわ。

沈んでしまってもまだ尚、雪に覆われた地平線あたりを薔薇色に染める夕日を眺めつつ
皆それぞれに、己の旅を反芻しておったことでしょうね。

真っ白な雪の積もったアンカラに到着したのは夜でございました。
（アンカラの冬はいつもとても寒いのです。）
街に入ると・・・やはり「公務員の街」と呼ばれるだけあって・・・何だかお堅い雰囲気がしないでもない。。。笑。
近代的なビルが多かったのが印象的でした。
街のあちこちにトルコの父と言われるアタチュルクの像や絵が見られます。

今夜の宿は・・・あの『ヒ○トン』ホテルでございますよ～～～。
旅の後半になるにつれ・・・ホテルのランクが上がるのは偶然か？それとも・・・
「旅の印象をより良いものにしよう」というツアー会社の策略か？笑。
何はともあれ、あの『ヒ○トン』ホテル。
ハズレは無いはずよ。

ホテルに着いて・・・ひとまずロビーに集合。
カッパドキアの洞窟内探索などをした私たち一行は・・・お世辞にも「小綺麗」とは言えない格好でございますわ。
「歩きやすい格好で。」「寒くない格好で。」「汚れても良い格好で。」
それぞれ工夫をしております故。

しかしそんな、雪山から下山したような一行とは違い・・・やはりヒ○トンホテルはゴージャスでしたわ。
（決して趣味の良いゴージャスさだったとは申しませんけどね。）
そして・・・そこにたむろするトルコ人達もまた、こざっぱりと素敵なスタイルでおられます。
「わ・・・私たち・・・浮いてるね。。。」
女性は皆、そんなことを気にしておりましたけど・・・まあ・・・激安ツアーなので「今更何を・・・」という気もしますわ。笑。

鍵を受け取り部屋へ参りますと・・・アメリカンタイプですけどシックで落ち着いた部屋でした。
ベッドにごろりと寝っ転がると・・・「寝やすいね。。。」。
良いホテルって、部屋の調度云々よりもベッドが良いのよねぇぇぇぇ。。。
ぐっすり眠れそうですわ。

せっかくなので、小綺麗なスタイルに着替えて食事へ向かいます。
ここでもバイキングでしたけど、美味しかったです。
（ここは朝食が感動的に美味しかった！！！コーヒーもパンも！！！）

「ね・・・ホテルば探検しようばい！」　←田舎モノ。
食後、私たちはホテルの探検に出かけましたわよ～～～～。

ま・・・歩き回るも・・・特に何ということもありません。
地階に降りると・・・売店を発見。
本も売っているようなので、入ってみることに致しましたわ。
本を漁っていると、絨毯の図柄のついた写真集を発見。
「欲しい～～～！！」紙質もよくないし・・・写真集と言ってもペラペラのそれ。
「いくら？」と赤いセーターの店のオヤジに訊ねてみると・・・「７５リラ」。
・・・。
７５リラって・・・６７００円くらいですば～～い。。。
普通の写真集なら安い価格ですけど・・・あんなパンフレットに毛が生えたようなものが６７００円。。。
「か・・・買えぬ。」
静かにソレを元に戻しますわ。。。

今度はＫちゃんと二人で『トルコの国旗シール』を発見。
「お～～～キュートですな～～～～。」
ま・・・若干古びて汚れておりますけど・・・可愛い～。

「これいくら？？」
ま・・・５０円くらいじゃろ。
しかしヒ○トンだしね・・・３００円くらいって言うかもね。
が！！！その赤セーターオヤジ・・・勝ち誇った顔で「１４リラ」と言うのですわ！！！
シールが・・・シールが・・・１２６０円ばい！！！
ううううう。
恐るべし・・・ヒ○トン価格。。。
勝ち誇ったような顔の赤セーターのオヤジに追い出されるように店を出た２人。
「ううう・・・悔しいばい。。。」

廊下で「何なのだ！あの赤セーターは！」と怒っていると・・・
廊下の奥の方に、何やら民族衣装の集団が見えましたわ。

「何？？？あれ！！！」
じっと見ていると・・・踊っているようです。。。
リハーサル？？？
しかし・・・動きは素人だよねぇぇぇぇ。。。
「あ・・・結婚式の出し物じゃない？？」
そうそう。
その日、ホテルの１Ｆで結婚式をやっていたのですよ～～～。
どうやらその勘は当たりの様子。

「わ～～～～！！！素敵！」
皆、可愛らしい民族衣装に身を包んでおりますわ。
写真が撮りたいけど・・・なかなか言い出せません。
ときどき目が合うものの・・・なかなかこっちに近づいて来てくれないし。笑。
うじうじしていると・・・リーダーらしき男性が「さて！行こう！」と声をかけました。
会場へと動き出す彼ら・・・。
「あ～～～写真を～～～～～」と言おうとしたその時！
団体の中の一人が「集合写真を撮ろうぜ！」なんてことを言ったようですよ。

皆、集まって・・・ポーズ！！
「わ・・・私も撮っていい？？？」と訊ねると・・・「ＯＫ！ＯＫ！！」って・・・
ちゃっかりカメラに納めちゃいました。↓


「ありがとうございます」と声をかけると・・・
「こちらこそありがとう」なんて・・・嬉しい言葉を頂いて。

なかなか得した気分で、アンカラの夜は更けていったのでございます。
たった１泊。
それもただホテルに泊まっただけでしたけど・・・良い思い出になりましたわ。

明日はイスタンブールへ向かうのです。
残るはあと２日。

続く。