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カテゴリ:懐かし日記
う~~~ん。良いお天気。
今日はやっと気温も平年並に戻っております! 週末が選挙なので、街中が騒々しいです。 あんなに名前を連呼しても・・・ あんまり意味がないことのような気がしますわ。 皆様、必死でございます。 福岡知事選はそう面白くはなさそうですわ。 それよりも気になる都知事戦!! いや~~さすが首都。 何でもアリな顔揃いですわね。 うふふ。楽しいワ。 ←本日のオススメでございます。 昨日アップのふわふわワンピース! これが使える便利アイテム!!なんですよ。 画像のようにチュニックワンピース風に着ても・・・ ベルトマークしても・・・ 羽織ってもOKな賢い一枚でございます。 ちょこっとだけシノワスタイルの襟元もポイント! 昔の映画の主人公みたいにレトロな雰囲気です。 デニムに合わせればもっともっとヒッピーな雰囲気に。 レギンスや短め丈パンツなど・・・ 本当に何でも来い!な賢く今年らしい一枚です。 詳しくはJasmine.HPでチェック! http://www.maomaojasmine.jp 昨日、母から店に荷物が。 開けてみると・・・でっかいタッパーにタケノコの炊いたヤツがぎっしり。笑 「何も送ってこなくても・・・」と思いはしたものの、しかし大好物なんでございます。 タケノコ。 初物ですわよ。 まだまだこの時期は良いお値段が致します。 ウレシイ♪ 母に電話を致しますと・・・ 「おじさんが掘ったけんお裾分け~ち持ってきたよ」とのこと。 母の実家は山手の方にございます。 山を所有しておるわけですわ。 杉山でも雑木の山でもない・・・竹林なのでございます。 で。 タケノコ取り放題!!! ・・・というわけには参りません。笑 タケノコが取りたければ、やはりそれなりに手入れをしてあげなくてはならないようですの。 栄養を与えたり、雑草をとったり。 いくら根性のあるタケノコといえど・・・やはり手入は必要だそうですわ。 ずっと放置されていた山には、そうたくさんは生えないじゃと。 で。 その少ないタケノコのお裾分けが私の元にもやってきたというわけ。 心して頂かなくちゃ。うふふ 私が小さい頃。 まだ母の母・・・つまり祖母が生きて元気にしていた頃は・・・もっとたくさんのタケノコが生えておりました。 祖母が山の手入れをしていたんですわよね。 タケノコに限らず・・・ 祖母は、植物を育てるのが上手な人でしたわ。 野菜もミカンも梅の実も花も・・・そして自分の家で飲むための茶葉も・・・全て少量ずつ育てておりました。 父方の祖母が都会派なのに対し、母方の祖母は本当に田舎のばあちゃん♪といった風情でしたわ。 優しいばあちゃんで、遊びに行くと・・・ 「さあ!山に行くよお~」と私たちを山に連れて行ってくれましたわ。 縁側に作った仕事部屋で和裁をしている時とはまた違った装いのばあちゃん。 モンペをはいて、頭は手ぬぐいで姉さん被り。 竹で編んだ籠を持った祖母の後を、私と弟、そしてイトコたちは小躍りする子犬のようにしてはしゃいで山へとついて行ったものですわ。 平野育ちでしたジャスミンは、山が本当に大好きでしたの!! 春はそう・・・やっぱりタケノコ。 タケノコのシーズンは、ばあちゃんだけでなく今はじいちゃんも一緒でした。 今は呼吸さえやっとかっとのじいちゃんですが、昔は丈夫だったわね。 じいちゃんがクワを持って参戦。笑 山に到着すると、竹の青い爽やかな香りと柔らかなしめった土のニオイに包まれますわ。 それはとっても気分の良い香りです。 山に足を踏み入れると・・・耳がサワサワという竹がそよぐ音に占領されます。 ええ。 自分の中で、サワサワと音がしているような錯覚に陥るほど。 薄暗い竹林で、上を見上げると・・・ 茂った竹と竹の間に・・・明細模様みたいに切れ切れの空が見えて。 右を向いても左を向いても、振り返っても・・・視界は竹のストライプ。 もうずっと行っていませんが、鮮明に思い出されます。 私は、この竹の山が大好きでしたのよ。 カワグチヒロシ探検隊になったような気にもなれるし。笑 足元を見ると・・・すでに気の早いタケノコがにょきにょきと生えております。 20cmほどに育ったタケノコを見つけて・・・ 「ばあちゃん!ばあちゃん!!ここにあるよ!!!」と得意満面の声で報告致しますとね。 ばあちゃんは・・・ 「そげん育ったタケンコは食べられんよ~。エガイよ~。」(そんなに育ったタケノコは食べられないよ。えぐみがあるよ。) なんて申しますのよ。 じゃあ・・・もっと小さいの??と・・・探して報告しますが・・・それもダメ。 「じゃあどんなのが良いわけ??」とばあちゃんを見ておりますとね。 足先で地面を踏みしめるようにして、何やら探っておりますわ。 「ここにあるごたっね。」(ここにあるようだね) ゴム長靴の先っちょで少しえぐるように致しますと・・・タケノコの先っちょの先っちょ。 ロケットの先端のようなモノが見えて参ります。 (これがなかなか難しく・・・慣れた人でないと足先の感覚のみで探すのは不可能なのさ) その周りの土を軽く小さなクワのような形状の器具でサクサクと削り・・・ そして徐に!小さいクワのような形状の器具をグサっと差し入れて・・・ テコの原理でガポっと堀りあげるわけでございますわ! それはそれは見事に・・・ガポっと。笑 まだまだ世間知らずなタケノコちゃんは、あっというまに土の上に引き上げられるってわけ。 その瞬間・・・ あたりは土の香りが急に濃くなり、鮮烈な春のニオイが立ちこめます。 「あ~命のニオイがするね~」とばあちゃんは言いました。 竹籠一杯にタケノコを掘って・・・ 家に戻って大鍋でタケノコを茹でたもんですわよ。 掘ってから茹でるまで、時間がたてば経つほど「えぐみ」が強くなるのだそうで。 母も伯母も、祖母も・・・女3人がかりでの作業でした。 とったばかりのタケノコのハラを裂くと・・・これまた鮮烈な「春の香り」がしますのよね。 皮にまで水分がたっぷりで・・・ 一番上の茶色い皮はビロードみたくふわふわで。 う~~ん。 あんなタケノコ・・・もうず~~~っと見ていませんわ。 あんな日々から・・・10年ほど後の春。 祖母は若くして亡くなりました。 あの年の春は・・・誰もタケノコを食べなかったのよね。 それからは、山の手入れをする人もおらず・・・放っておかれているのですわ。 じいさんも、祖母の死後はガックリきちゃいましたしね。 でも、それでも春になるとタケノコは土の下からにょきにょきと頭を出すのでございます。 それを叔父が・・・会社がお休みの日に、ばあちゃんの見よう見まねで堀りあげて 母に届けてくれるってわけ。 「あ~~命のニオイがするね~~」 母の味で煮られたタケノコを食べながら・・・ あの日の竹林の風を感じたジャスミンでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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