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★2/20★BS2
『テルマ&ルイーズ』 この映画、公開当時、一番の親友と観ました。 彼女とは大学で知り合ったのですが、 卒業してからも一緒に貧乏旅行に行ったり、映画や芝居、ライヴとつるんで遊んでおりました(笑) もちろん今も彼女は私の一番の親友ですが...。 観終わって、この映画だけは彼女と観て本当に正解だったなぁー、としみじみ思ったことを覚えています。 あの頃は、いつも彼女と週2くらいの割で映画館に行ってました。 と言っても、観るのはどちらかというと小品、単館ロードショーとかが多く、 ハリウッド大作などは、観たあと遅い夕食をとりながら、ケチをつけるのが楽しみだったりしているような私達でした(笑) この『テルマ&ルイーズ』は大好きな映画のひとつですが、 女に生まれて、そして稀有な女友達に恵まれて、私は幸せだなー、 とつくづく思わせられる映画でもあります。 本当の女友達、というのは時として配偶者なんかよりずーっといいものだったりします。 でもたぶんそれは、 "本物"と出会えて、お互い紆余曲折を経て、 ある程度の歳になって(それって私くらいの歳、ってことか)、 やっと実感できる事なんでしょうね。 自分が間違った事をしてしまった時、 「あんたが悪い」 って指摘しながらも肯定してくれる事の安堵感は、 女友達ならでは、と思うのですが...。 あのスケベなタンクローリー野郎を炎上させるシーン、 出発前に二人で写真を撮るシーン。 そして、ラストで跳ぶシーン... もうもう、ワクワクしながら泣けちゃいます(笑) いい映画は何回観てもいい。 実感させられました。 たぶん、観るのはもう6回目くらいだと思うのですが、 昨夜も仕事の片手間に観始めたのに、結局テレビの真ん前で口あけて観てました(笑) 昨日はその彼女の★回目の誕生日でした。 今は互いの事情でなかなか会えないのですが、 しばらく会えなくなるという前、彼女からもらったメッセージに、 『人は、思い出だけでは生きてはいけないけれど、思い出して暖かく笑えるような思い出を、貴女と共に創ることができた事は、これからの私の生きる力のひとつです』 とあり、いつもドライな付き合いで 「これっきり会えなくなる訳じゃないんだから、ねぇ」 と言いながら、私は思わず泣いてしまいました。 昨夜は、いつの日か必ずや、また二人であんな旅をしよう!? と一人で乾杯しました。 ま、殺人とかはしないように気をつけながら(笑) それにしても、何回観ても不思議なのは、 H・カイテルです。 どうしてあんなにあの二人に肩入れするのか? 心情的にはわかりますが、 その説明ってないですよね、あの映画。 でも、それもあのラストの前ではどうでも良いこと。 疲れきって汚れた顔に浮かぶ爽快感。 そして二人の握り合った手...。 壮大なグランドキャニオン、 抜けるような青空に白い雲。 二人を乗せた車が跳んでストップモーション...。 M・マドセンにB・ピット。 キャスティングも今思うと、かなり豪勢で粒選りですよね。 リドリー・スコットには、 いつもこんな感じでやられてますね(笑) ナメてかかっては、すっかりノックアウトされて泣かされちゃう。 侮れないオヤジです(笑) 今年は何とか彼女に会いたいなぁ...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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