「天空への回廊」笹本 稜平
ついでにもう1冊最近は山に行く関係で、山関連の小説も読みます。今回はこちら。笹本 稜平さんの「天空への回廊」天空への回廊 [ 笹本稜平 ]笹本さんといえば、昨年だったかな。映画化された「春を背負って」の作者でもあります。春を背負って [ 笹本稜平 ]「春を背負って」は、奥秩父の山小屋を舞台に、人と人との物語で心に沁みる物語でした。この「天空の回廊」は、世界最高峰の山エベレストが舞台。エベレストに落下した「ブラックフット」を巡り、たくさんの人の思惑が交差して。。。本当最後まで誰が味方で誰が敵なんだか、頭が混乱していきます(^^;そして、最後の最後までドキドキハラハラさせられます。「ブラックフット」とは何なのか、「イタチの息子」は誰なのか。単なる山岳小説ではありません。アメリカ合衆国の大統領やデルタフォース、その他もろもろ出てきて、カトマンズの町やエベレストで命をかけた攻防戦が繰り広げられます。解説を夢枕獏さんが書いていますが「極限状況でのサバイバルものが好きな読者には、ぜひおすすめしたい一冊である。」私もそう思います。あー、でも、最後!ここで終わるのかぁ。もうちょっと読みたかった!