小春日和　ほっとひと息

今日はあいにくの悪天候でしたが、
数日前から思っていた、予定通り、弥彦神社へ、
11月、数々の大役を無事勤めさせていただいたお礼のお参りに行ってきました。

気持ちがすぅっとしました。

朝から雨が降っていて、時折激しく、
また、風もある日で、弥彦山や角田山の方面には、
黒い雲が立ち込めていて、どうしようかと思ったのですが、
来週は行けるかどうかわからないし、決めたことだから行ってきました。

パパと次女と三人で、車で向かう途中、
雨はだんだん激しくなるし、風も…
たいへんなときに来てしまったね、などと言いながら。
ところが、現地に着くと、最初は傘が必要でしたが、
100メートルも歩くうちに、傘もいらなくなり、
ゆっくり参拝している間中、傘のお世話にはならずに過ごせたのでした。

赤や黄色の落葉が美しく地面を飾っていました。

しっかりお礼をお伝えすることも出来ました。

昔のお社があったところが、焼失してしまって、
今はその跡とご神木が祭られている箇所が実はあります。
そんな場所があることは、何度か通っている中で、先回初めて見つけたのでした。

そのご神木も、火災の際に、焼けかけてしまったのですが、
見事に枯れかけた枝から芽が吹き出し、今も大切に祭られています。
先回その場所を見つけたときは、確か夏のことでしたが、
息を呑み、ただただ下からその木を見つめるのみでした。

今日もその木に会いに行きたくて、
やっぱりその下、間近に佇み、しばらく上を眺め、
枯れかけた枝の数々、その途中から、噴出すような小枝と葉っぱを眺めてきました。
すごいなぁ、と、ただただ地球のエネルギーを感じてきました。

根からエネルギーを吸い上げて、天に向かって精一杯、繁っている様を見て、
この地球にしっかり根を張っていれば、何度も何度も再生できるのだよ、と、
その身をもって教えてくれているような、そんなささやきを感じました。
風が時折激しく吹き、ざわざわと木々が音を立てていました。

私は何かを恐れていたのかもしれません。
でも、怖いものなんて何もないじゃない、と言われたような気がしました。
私を見て。私なんて火事にあったのよ、って。
根を張っていれば、根が腐ってなければ、枝や葉は必然的に伸びてくるし、
たとえ摘まれたとしても、また出てくる。
それは必然。
誰にもそれは止められないのだということも、この木は身をもって、教えてくれている。
そんなふうに感じました。

この木のように、強くなりたい、と思いました。

土、星、地球、自然は、人に寛大で無償で様々なものを与えてくれていますね。
大きなものに抱かれて、生かされている自分を、日常の瑣末な事柄の中で、
私は忘れてしまうことがあるなぁと、気づかされました。

時折、こうした自然を感じることが必要です。
大きなものに抱かれて、生かされている自分を感じると、
自分を愛おしく思えたり、どの人も同じ、愛おしい存在に思える。
人だけじゃない、あらゆるこの地球上に存在するものが、そうですね。

日常の中の、つまらない小競り合いには寛容でいようと思いました。


家族で、ここにはどんな神様がいるの？と話をしながら、参道を歩いていて、
パパが、「確か、天照大神の孫だったかなぁ…」と言いかけたら、
そばを歩いていた地元のおばちゃんが「曾孫さんですよ」と教えてくださいました。
悪天候の中、そんなほっこりするような一場面もあり…

行ってきてよかったなぁと思いました。

帰りには、近くにある日帰り温泉にゆっくり浸かり、
次女と二人、のんびりと紅葉には間に合わなかったか…、と思いながら、
露天風呂を満喫し、本当によい休日でした。


生きとし生けるすべてのものが幸せです♪
ありがとうございます