コルテオ後半、感想。
2.後半30分の休憩をはさみ、後半へ。後半からは、一緒に見に行った友人と席を交代することにしました。今度の席は、Aの1列目。おっ、最前列!舞台を見て感じる印象が、全く違います。前半は、全体がよく把握できて、客観的、冷静に見れていました。そして、どこか自分とは全く違う世界の人のこと。と感じていました。しかし、この席ですと、顔の表情、筋肉の動き、匂いまでもがリアルに伝わってきますし、パフォーマーの方が、普通に立っている状態だと、自分と変わらない人間に見えます。で、後半スタート。はじめは、女性(天使)たちが、空中を舞うパフォーマンス。3つの拠点に、女性(天使)が男性の腕から他の腕へ飛んでいく。舞台から6~7mは上で、各拠点の間隔の4~5mはありそう。命綱なしで。豪快だけど、美しい・・・息をのみます。よほどの信頼関係がないとできないことだと思います。その後、クリスタルグラスでの演奏、リングを使ったデュエット、喜劇、ジャグリング、デュオストラップなど。驚いたのは、ジャグリング(複数のバトンを空中に投げ続ける技)のとき。キャッチミス(?)で、バトンが目の前に飛んできた。これも最前列の醍醐味??そして、最後のクライマックスが鉄棒。主人公クラウンが最後天に召されていく場面。舞台上空では、主人公が自転車に乗って、天国へ向かっていく。下の舞台では、鉄棒が多数配置され、パフォーマーが飛んだり回ったり。徐々に、パフォーマーの数も多くなり、ああ、ぶつかるっ。と言いそうになってしまいました。シルク・ドゥ・ソレイユ、初めて観覧したのですが、感じたことが2つ。ひとつは、演技をされている人は、めちゃくちゃ大変なはずのに、そんな表情が全く見えず、それどころか、笑顔でカンタンに(見えるように)演じているところ。仕事でも、忙しい、大変、つらい、なんてことも時にはあるかもしれないけど、それを顔や言葉に出さずに、笑顔&余裕で・・・。そして、その域に達するまで、日々練習、訓練を積み重ねるのが、本当のプロなのかな~と感じました。もうひとつは、信頼関係。自分の命をかけた演技(仕事も)をするには、お互いが認めあうこと、信頼しあうことが大事だなと。 そして、ひとりでできないことでも、何人かで力を合わせれば、とんでもないことができる可能性があるな~と感じました。え~、お盆で仕事が休みなので、長文になってしまいました(^^;)人生の喜怒哀楽を、人間の極限のパフォーマンスで表現した、圧倒的&人間離れした演技に感動しましたっ。