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テーマ:海外生活(7779)
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この間のことです。
従妹とスクーター二人乗り(もちろん私は後ろ)で出掛けた帰り道、すごい光景を目撃してしまいました。 それは、運転中の従妹の携帯に電話がかかってきたため、路肩にスクーターを止めて通話していたときのことでした。 何気なく後ろを振り返った私の横を一陣の風(というのは、ちょっと大袈裟ですが)が、しゃーーっ!と通り抜けていきました。 風の正体は、なんと車椅子に乗ったおじさん! そこは片側2車線のカトマンドゥの中でも結構交通量の多い道路です。 私たちの進行方向だとちょうど下り坂になっているのですが、そのおじさん、その坂道(しかも車道!)をさも楽しげに急降下?して行ったのでした。 カ、カッコ良すぎっ!! あれは、絶対に坂道でスピードに歯止めが効かなくなったのではなく、ワザとスピード出してましたよ。 だって、あっという間に去り行くおじさんの両腕は車椅子の肘掛部分にゆったりと乗ったままで、ぜんぜん車輪に手をかけてなかったし、慌ててブレーキ(ってあるのかなあ?)かけてるような素振りもなかったし・・・。 車椅子で遊んでるだけの非常識なおじさんじゃないかって? いえいえ、そのお方両足ありませんでした。 車道を通行する車椅子のネパール人は時々見かけますが、スピード狂(?)の車椅子の人は初めてです。 (たくさんいたらコワイですが・・・) ネパールの道路、歩道はあってもでこぼこだし、段差だらけ。 とても、車椅子が通行できる状態ではないので、しかたなく車道を通っているのでしょうが、見ていてはらはらします。 だって、殆どの人が付き添いなしの単独なんですよ。 いったいどうやってこんな所までひとりで来られたんだろうって思う道を、平気な顔して通っていたりします。 以前にも、カンティ・パトという市中心部、目抜き通りのど真ん中を、涼しい顔してひとりで通過する車椅子の人を見てびっくりしたことがありました。 以前ブログにも書いたことがかりますが、交通ルールなんて有って無いようなネパールです。 事故にあったりしないのだろうかって、心配になってしまいます。 が、そんなふうに車椅子でひとりでどこにでも出かけられる、恐いもの知らずというか、おおらかというのか、ネパール人ってすごいな~って、そんなところはちょっぴり尊敬しちゃったりします。 きっと、でこぼこや段差のある所は、みんなが助けてくれてるんだよね。 でなきゃ、無理だもん、ネパールの道。 ・・・だけど、坂道急降下は止めたほうがいいよ。 おじさん! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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