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カテゴリ:音楽
去年の誕生日に『DCT DUP-152K』というウクレレを買ってもらいました。
『DCT』は日本や中国に拠点を持つ韓国メーカーのようで、社名は『DREAMS COME TRUE』の略とのこと。 低価格なウクレレやギターを中心に展開していますが、会社の歴史の浅いこともあり知名度は今ひとつです。 『DUP-152K』は、コア合板をトップ、サイド、バックに使用したパイナップル型のソプラノ・ウクレレです。 中国製の低価格なモデルのですので、本物のハワイアン・コアが使われているはずはありませんが・・・。(アカシアらしい) とにかくパイナップル型に一目惚れして、パイナップル型に限定して探したのですが、ウクレレではパイナップル型は少数派になるので選択肢が少ないのでが難点です。 デイパックタイプのソフトケースが付属しており、オケケにしては確りした造りなので、ケースをか買わなくともコレで十分です。 ロゴマークの『D』がプリントされたヘッドには、ボディと同じコア材が貼られています。 両サイドから覗くペグはブラックボタンを採用しており、ナットは牛骨製。 フィンガーボードはローズウッド製で、ソプラノサイズとしてはフレット数が多く、17フレットあります。 ボディとの接合位置は12フレットでロングネック仕様ではありませんので、サウンドホールのすぐ上までフィンガーボードが貼られており、フレットが打ち込まれています。 ボディは光沢のあるグロスフィニッシュ。 『DCT』は仕上げが上手いメーカーなので、値段のわりに高級感があります。 バインディングは施されておらず、シンプルな外観ですが綺麗な杢目と丁寧なフィッシュが相まって、見た目にも美しいモデルです。 サウンドホールの周りにはアバロンの装飾が施されており、デザインのアクセントになっています。 装飾はこれだけですが、フィニッシュが丁寧なので安物には見えないと思います。 ブリッジはローズウッド製で、2ポイントの装飾。 サドルは牛骨製で、パーツに関しては細かいところまで配慮されています。 バックもトップと同様のグロスフィニッシュで手抜きはありません。 ボディの接合部の仕上げも丁寧です。 鳴りを重視してかと思いますがボディには薄いコア材が使われています。 しかし、ブレーシングが確りしており、危うさはありません。 ネックはマホガニー製で、グロスフィニッシュ。 そもそもウクレレのネックは細いですが、ネックの太さや形状は弾きやすさにかなり影響します。 このモデルには弾きやすい薄型のCシェイプが採用されています。 ペグは、微調整し易いオープンタイプのギアペグ。 肝心の音はと言うと比較対象が『ARIA AU-9』しかないので、あくまで最安値ラインと比較しての話になりますが、音抜け、歯切れがよく、軽快なウクレレらしい音色かと思います。 オクターブチューニングも完璧とは言えませんが、『ARIA AU-9』と比べれば狂いはかなり小さく、酷評しなきゃいけないレベルではありません。 レビュー動画もアップしましたので、参考にして下さい。 ・[DEMO] DCT DUP-152K(Soprano Ukulele) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年02月22日 23時27分36秒
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