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1964年10月10日。東京オリンピック開催。これを記念して10月10日が体育の日になった。日月と連休にするため、この日は無視されるようになり、今年は13日が体育の日になる。50年前である。あなたの若い時である。テレビで熱戦を夢中になって見ていただろう。今から6年後の2020年、再び東京にオリンピックが帰ってくる。この時こそ、あなたが参加するべき時である。選手として? いえいえ、それは無理だとしても(失礼、ひょっとして可能な方も)、ボランティアとしての参加でなら可能である。 2020年東京オリンピックは7月24日から8月9日までの17日間、パラリンピックが8月25日から9月6日までの13日間。真夏の暑い時なので、決して気持ちいい季節ではない。ボランティアにしても体調が心配である。ボランティアは大きくわけて2種類あるようだ。大会ボランティアと都市ボランティア。大会ボランティアは五輪の組織委員会の募集するもので、大会運営や、会場内の業務。都市ボランティアは東京都が募集するもので、観光案内や会場外の業務になる。世界から多くのお客が来るので、このお客に対応するためだ。ボランティアは8万人が想定されている。募集時は2年前と言われているが、未定である。ロンドンオリンピックでは約7万人の枠に24万人が応募した。3倍強である。応募したからといって必ずしも参加できるわけでない。仕事も希望の所に行けるとは限らない。 では、このボランティアの魅力とは何だろう。オリンピックというビッグイベントへの参加という興奮、一生に一度の、とてつもない人生充実、世界の人とのふれあい、急激に広がる視野。お金に変えられない価値の発見。大学の公開講座以上の生涯学習を経験できることだろう。色々な仕事が考えられる。専門知識が必要とされるものからグッズ販売や会場清掃などの誰でもできるものまで様々である。海外の人のホームステイなどは家族の人にとってもイベントである。ここで、問題になるのは語学である。日頃、英語、韓国語、中国語等の語学を学んでいる人は、この時こそ使い時である。まだ6年もあるので、オリンピックを目標に語学をゼロから学ぶというのも有りである。 筆者の経験であるが、神戸で障害者のスポーツの国際大会にボランティア参加したことがある。宿泊は6~7千円くらいの格安ビジネスホテルであったが、皇室関係者が泊まるという高級ホテル内にフリーパスで入ることができた。警備が厳重なところになぜ入ることができたか。組織委員会からマスコミにはPRESSと書かれた腕章が出され、ボランティアには名札の入った首掛けが出される。これをもっていると大会関係者になるのだ。この高級ホテルでマーシャル諸島の選手と出会った。マーシャル諸島などという国については知らなかった。当方の英語は実にあやしい。それでもコミュニケート可能であった。車イスの彼は、上の方から命じられて日本に初めて来た、スポーツなどやったことがない、まして自分が出場する競技のルールについてもよくわからない、とのことであった。実に面白い人物との出会いである。マーシャル諸島とはどんな所か、印象では時代が千年くらいもどった感じなのだ。まことにのんびりとした暮らしで、競争などとは無縁のところで、彼にはスポーツで競うという意味がまったくわかっていないのだ。 といっても、いきなり本番の2020年東京オリンピックに参加ではない。その前に、スポーツボランティアについて経験しておくことが大切である。まずは地元自治体で行われるスポーツイベントに参加してみることである。あるいは、地元のスポーツ団体、障害者スポーツ団体でボランティアを募集してないか、問い合わせてみる。地元密着の団体は、ほとんどボランティアを探している。経験しておくことが、自信につながる。その上で、ちょっとレベルアップを目指す。非営利団体の日本スポーツボランティアネットワークでは、ボランティア募集の情報や養成講座、スキルアップの訓練事業を全国各地で開いている。スポーツボランティアについての基礎知識や姿勢、対人関係知識などをプロフェッショナルから学べる。お金などほとんどかからない。必要なのは、あなたのやる気である。 日本スポーツボランティアネットワーク
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最終更新日
2014.10.12 13:36:07
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