カテゴリ:算数教室日記
先日まで体験授業を受けていた4年生の男の子が、入塾しました。
私は授業の前後に、可能な限り子どもと話をするようにしています。 特に話題にはこだわらず、学校や家でのことを話しています。 彼のお母さんは働いていて、とても忙しいようです。 私が夜電話をするときに、帰宅していないことも珍しくありません。 そういう環境だからかなのかはわかりませんが、彼は簡単な料理を自分でするそうです。 弟のために、卵焼きを作ってあげたりするということでした。 自分が小4のころを思うと…すごいと思います。 彼は、問題を解くときの受け答えも、非常にしっかりしたことを言います。 私は、料理と算数は関係が深いと思っています。 料理を段取り良く行うためには、完成した状態から逆算していく姿勢が必要です。 材料を買う時点から、逆算は始まっています。何が必要かを考えて買い物に行き、買い足りないものがないようにします。 台所で作業をするときも、時間のかかる作業を先に行います。 たとえば、先にお米を研いで、炊いている間におかずを作る…など。 ある程度論理的に、筋道立てて考える力がなければできません。 算数の問題でも、特に複雑な文章題は、筋道立てて考える力が必要です。 求められている答えを出すためには、その前にこの数値を求める必要があって、それを求めるためには…と考えることは料理に似ています。 そんな話を毎年のように授業でしていたら、昨年こんな本を見つけました。 「カレーを作れる子は算数もできる」(講談社現代新書) タイトルの内容について書かれている部分は少ないですが、算数の本質的な部分を丁寧に解説している良書です。 低学年のお子さんを持つ親御さんにも、ぜひすすめたい本です。 ちなみに私も料理をします。 自分の好物である餃子をよく作りますが、一度にたくさん作るので結構時間がかかってしまいます。 今冷凍庫に全く在庫が無いので、そろそろ妻から「作って~!」と言われそうです。 中学受験の算数教室インテグラルのHPはこちらから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[算数教室日記] カテゴリの最新記事
|
|