上賀茂神社へ向かう 葵祭 2019
葵祭は天皇のお使いである勅使が賀茂社(上賀茂神社と・下鴨神社)で祭典をおこなうことです。賀茂社へ到着後「路頭に儀」がおこなわれ勅使が御祭文を奉上し、御幣物を奉納します。この一連の儀式が「社頭の儀」です。葵祭は勅使が主役です。賀茂社まで行く勅使一行の再現が葵祭です。江戸時代までは「賀茂祭」と呼ばれおり日本最古の祭りで、平安時代に出てくる祭は賀茂祭で葵祭のことです。天候不順で穀物が実らず五穀豊穣を願って行われたのが始まりです。下鴨神社へ入った行列は午後、賀茂川の土手の道を通って上賀茂神社へ向かいます。ひと際、きらびやかに飾られた馬に騎乗葵祭の主役、勅使代をつとめる方です。斎王代と女人列斎王代、本来は斎王になるのは未婚の皇室の女性でした。天皇の代わりに神に仕える巫女が斎王です。伊勢神宮に置かれていたのにならって賀茂社にも置かれるようになったそうです天皇が交代するか身内の不幸の場合以外は都に戻ることはできなかったそうです。第64代 斎王代負野梨花さん京都 薫玉堂のお嬢さんです。村田製作所にお勤めです。大学時代に海外留学の経験もある才色兼備の斎王代です。(報道された内容です)葵祭までの流れは・・・5月1日の賀茂競馬足汰式(かもくらべうまあしそろえしき)5月3日の流鏑馬神事(やぶさめしんじ)下鴨神社の糺の森の馬場(約400m)で騎乗して駆け抜けながら3つの的を射る葵祭の道中の道を清める神事5月4日の斎王代・女人列御禊の儀(さいおうだい・にょにんれつぎょけいのぎ)斎王代と供の女人50名が禊をおこない身を清める神事(上賀茂神社と・下鴨神社で隔年交代)5月5日の歩射神事(ぶしゃしんじ)と葵祭の行列が歩く道を清め安全を祈願する。賀茂競馬(かもくらべうま)二頭ずつ馬が走り互いの速さを競う5月12日の御阿礼神事(みあれしんじ)と御蔭祭(みかげまつり)祭神の玉依姫命(たまよりひめのみこと)とその父、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の荒御魂(あらみたま)を迎える5月15日の「葵祭」に至ります。