千本釈迦堂とおかめさん・・・おかめさんと上棟式
おかめ千本釈迦堂 大報恩寺約800年の歴史があります。本尊は釈迦如来坐像地域の名に因んで「千本釈迦堂」と京の人は呼んでいます。2日は壬生寺へ、3日は「おかめ福節分会」が開かれる大報恩寺へ境内に”おかめさん”が祀られています。この日は赤い傘もさしかけてなぜおかめさんなのか「おかめ」とは本堂建築の大工の棟梁長井飛騨守高次の妻の名前です。重要な柱の寸法を間違えて短く切り苦悩していた時、「枡組」で補えば・・とおかめが助言して夫の窮地を救いました。女の知恵で大仕事を成し遂げたと言われては夫の恥と上棟式を迎える前に「おかめ」は自害しました。棟梁の高次は棟上げ式に妻の冥福と工事の無事を祈り 本堂が守られるよう亡き「おかめ」に因んで福の面を扇御幣に付け飾りました上棟式におかめ御幣が飾られるのはこれにならっています。大報恩寺は災難も免れ創建当時のままです土木・建築業者の参拝やおかめさんの徳にあやかって縁結び、夫婦円満、子授けの祈願で参拝されます