カテゴリ:漫画論
今日は最新巻(6巻)が出たばかりのヴィンランドサガを採点
作者はプラネテスで一躍脚光を浴びた幸村誠 そもそもこの作品は週間マガジンで連載を開始したものの おそらくは作者の遅筆が原因で アフタヌーンに掲載紙を移し現在に至るという珍しい作品 全部初版で持っている自分としては 3巻からコミックスのサイズが変わるのがちょっと痛い それでは採点開始! 話 4点 まだまだ途中なのでなんともいえませんが ものすごく深く面白くなっていく可能性を感じさせる作品です。 主人公は父の敵が首領をつとめる海賊団の一員 もちろん海賊団といってもワンピースみたいな海賊ではなくて 傭兵も時にはこなすような本格的な海賊です 殺人もGOKANも強奪も裏切りも海賊なので朝飯前です そんな中で作者は「愛」について語っていく ・・・・であろうと思われます 史実を軽くからめつつのストーリー展開は今後の期待をさらに膨らませます 早く続きが読みたいぜー 6巻から印象的な王の目覚めのシーンを紹介 デンマーク王国第2位王位継承者クヌートが 自分を争って戦う海賊たちに向けて放つ言葉です 「・・・・意味?意味だと? そなたたちの戦いのか? こんな戦いに意味などない だからもう死ぬな 戦士達よ 私の家臣になれ 戦わねばならぬ時と相手を教えてやろう そななたちの戦いに 生と 死に 意味を与えてやろう」 クヌートの激変振りにびっくりです、はやく続きがよみたーい 絵:3点 プラネテスの絵だったら4点か5点つけたいんですが なんだかヴィンランドサガの絵は 目が少し気になる?のかな 自分でもわかりませんが、少し好きになれない部分があるようです きびしめの採点 キャラ:4点 アシェラッド、クヌート、トルケル、ビョルンと 脇役が最高な働きをする中、主人公がまだまだ感情移入をさせません まあ復讐の鬼ですからね まだまだ今後評価は変わるでしょうが 上がることはあっても、下がることは無いでしょう オリジナリティ:5点 空想海賊ものではなく、本格海賊マンガを描こうとした点 そしてそこに加えられる 「戦士とは?」 「愛とは?」 「生と死とは?」というメインテーマ きちっと書ききることができれば プラネテスと同様に歴史に残るマンガとなるでしょう 読みやすさ:4点 絵も手伝って読みやすいです また登場人物を不用意に増やさない点も非常に評価できますね 俺好み:5点 一気に読み返してみてあらためて この作者は天才か天才の卵かどちらかです すばらしい才能 合計 25点 ちょっと甘いかな・・・でもすばらしい作品です アフタヌーンはすごいマンガが多すぎる! 追記 女の人をむりやり手ごめにするという熟語を打ったら わいせつ表現とされて、ブログが更新されませんでした この機能って、本質を見失っている気がします 本文中はアルファベット表記に変更しました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.26 03:10:06
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