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8月30日に、はるばる鳥取市から柳友が長野にやってきました。
勤続30年の記念に旅行券が貰えたとかで、奥様同伴で松本2泊、上高地1泊、善光寺の宿坊1泊して、今日は渋温泉泊とのことでした。(松本で小沢征爾フェスティバルを是非聴きたかったとか) 数年前にある川柳大会の席上、同じく川柳ともだちの中野市在住のYちゃんと、唱歌「故郷」つながり(「故郷」の作詩が中野市出身の高野辰之で、作曲が鳥取市出身の岡野貞一)であることが分かり、いつか中野まで足を運んで「高野辰之記念館」を訪ねてみたいと思っていたんだそうです。 今日は仕事が休みなので道中のアッシー君を引き受けることにして、午前中松代を案内して小布施でYちゃんと合流してランチのあと記念館に向かうという段取りでした。 先ずは長野駅から松代まで路線バスで来てもらい、真田10万石の城下町である我が松代を代表する松代城址へ。 (ご主人は小児科のお医者さんです。) そのあと松代藩校だった「文武学校」~武家屋敷が残る「歴史みち」~象山神社~常山庭園とお二人でのんびり散策してもらって、歴史みちの再奥にある「大本営地下壕跡」で合流。(帰路また歩いて城址まで戻るのは難儀と思い車を先乗りさせて待っていました) 太平洋戦争の末期、本土決戦にそなえて皇室、諸官庁、日本軍の大本営などを地盤の強固な松代に移転すべく延々掘り続けたものの完成前に終戦となったという「大本営地下壕跡」です。 (赤線部分が見学可能エリア) 春なら城址のサクラや東条のあんずの花などもいいのでしょうが、この時期は他に観るところもないので (ルル邸?を車中から案内して)小布施に向かいました。 栗の一大産地である小布施は近年、北信濃の小京都風情の町並みや、葛飾北斎の絵やゆかりの品を展示した「北斎館」をメインに観光客が大勢来るようになったそうで、先ずは「北斎館」へ ところがどっこい本日は展示品の入れ換えとかでほんの一部しか観ることが出来ませんでした。(そのためいつもは@800円の入館料が只で、良かったのか悪かったのか???) でもってYちゃんを迎えに行っている間に、小布施の街中を散策してもらい、栗菓子で有名な「桜井甘精堂」の食事処「泉石亭」で、当然ながら「栗おこわ御膳」を食すことにしました。 うまい!の一言です。 で次はお目当ての「高野辰之記念館」に向かいました。 ↓この人が、国文学者で名高い高野辰之氏です。 みなさんおなじみの♪兎おいしいかの山~(と思ってたでしょ!笑)で始まる「故郷(ふるさと)」や、♪菜の花畑に入り日薄れ~の「朧月夜(おぼろづきよ)」や、♪春の小川はさらさら流る~(今はいくよ~)の{春の小川」などなど数々の文部省唱歌の作詩をした人で、そのほとんどが鳥取市出身の「岡野貞一」氏が作曲しているんだそうです。 作詞家の方で名を知られているけど、近松門左衛門全集や浄瑠璃史のほか日本演劇史や日本歌謡史などを手がけた国文学博士なんですね。(ほかにも長野県内外の100校あまりの校歌も作詩しているとか) 幸いマドンナ会のH子さんが、記念館の副館長を勤めていたとの縁で、館内や辰之が過ごしたふるさとの原風景となる「あの山・この川」などあちこちを案内してもらうことが出来ました。 (かの山) 面白かったのは、近くの「ふるさと橋」の欄干に取り付けられた鋼板を一枚づつ叩くと、「朧月夜」のメロディーを奏でるというすぐれ物。なかなか凝った趣向です。 (橋の下を流れる小川がかの川) このあと中野市の地酒「天領誉」(女将Tさんがマドンナ会会員)で酒蔵の見学と試飲をして、お二人を渋温泉まで送り届けました。飲めなかったのが残念! ということを気にしてくれたか、今夜急遽マドンナ会をしましょう!ということになって、Yちゃん、Hさん、Tさんと私の四人で、みなさん短時間で作った料理を持ち寄って、Hさんの蔵を改造した別宅で飲み会が始まりました。 (私はいつもの別腹ケーキを購入) 今夜もいいこんころもちで西友ホテル(24時間営業のスーパーの駐車場)でアリア嬢と合体して爆睡と相成りましたとさ。 鳥取のご夫妻、無事帰宅できたかな? また遠路はるばる信州にお越しください!お待ちしております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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