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カテゴリ:その他(絵画等関連情報)
今日はちょっとフェルメールから横道にそれて、先月はじめに行ってきたベトナム旅行で、芸術関連について書きます。 2006年8月5日(土)15:00頃、2世紀から17世紀にベトナム中部以南で栄えたチャンパ王国の遺跡から彫刻類を集めたチャム彫刻博物館に行きました。 写真は破壊神シバ神の石像の写真です。 この博物館はこのように色々な彫刻を保存しています。 チャム族は17世紀に、グエン朝を起こしたキム族に滅ぼされた後、現在は南部山岳地帯にひっそりと暮らす少数民族になってしまったのです。 シバ神の石像等からもわかるように、チャンパ王国がインド、ヒンズー系の文化を継承している文明です。 ちなみにシバ神は創造を前提とした破壊を行う神様だそうで(ガイドさん受け売りです)、そう考えると”破壊”と”神様”という相反する2つの概念を持つのもわかる気がします。 日本では七福神の大黒天になっており、何故か悪いイメージは無くなっていますね。 ミーソン遺跡の彫刻はフランス人によって多く破壊され、また一部フランスに持っていかれているものも多いそうです。 ミーソン遺跡を見る前に、この博物館で基礎知識をつけていくと楽しさ倍増です。 日本語の説明書きなどもあり、多少の時間をとって見に行く価値は充分あります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月10日 19時59分47秒
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