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カテゴリ:アメリカ
2002年秋にスタートしたPh.Dのプログラム、2007年6月のおととい、すべての過程を終了しました。仕上がった博士論文、244ページ。5年かかって生んだ子供のようです。卒業証書・ディプロマはトルコまで送ってもらえます。無事に着きますように・・・。
終わるまでは終わることが最大の目標でした。卒業せずにトルコに移住し、結婚式を終えてからもずーっと卒業しなきゃ、終わらせなきゃといつもどこかで考えてて。うまく進まなかったときは結構ストレスにもなって。 両親や親友たちからの励ましももちろんだけど、やっぱり無事に終了することができたのは、夫君のあらゆる協力、励ましがすごく大きかったです。自分も仕事で睡眠2-3時間で疲れているときにも、プログラムのコードを見て直してくれたり、出来上がった章の英語を校正してくれたり。本当に心から感謝です。 さて、終わって無事にPh.Dを取得した(実際には夏の終わりの卒業ですが)今、何がわかったかというと・・・ これが始まりだということ。 ゴール!と思ってテープを切ったらすぐそのあとにもっときついコースのスタートが待ち構えていた、というような感じでしょうか。 確かに取得できた達成感はあるけれど、これを今度は生かさなければ正直これを取った意味がないわけで。 次の目標は希望するところに就職すること、そのためにジャーナルに論文を何本か載せること。このコースは短いコースだけど、重要度の高いきついコースになりそうです。 それをクリアできたら、その次は就職した先で実績を残していくこと。夫君を見ていると博士論文を書くなんてたいしたことじゃないかも、と思わせる仕事ぶり。リサーチだけに専念できた学生時代なんてティーチング+リサーチ+その他もろもろをこなし、目に見える実績を毎年しっかりあげていかなきゃいけないアカデミックな生活に比べたらかわいいもの。 教授職に就けるかどうかはまだわからないし、英語で教えられる大学が限られていることもあり、かなり厳しいものになるでしょう。直接教授職に就けなかったらポスドクを探そうと思っていますが、これもどうなることやら。でも、とりあえずはやりたいリサーチができる環境、というのを第一に、あきらめずに就職活動したいと思います。ここまできたのだもの、あきらめたら過去の自分に申し訳ないですよね。がんばります。 *** さてさて、堅い話はこのくらいにして。 終わった~ということで、昨日、シアトルに移ってきました。夫君とも3週間ぶりの再会。それも2人が出会った町で、ということで、なんだか感慨深いものがあります。初めて2人でいった映画館、レストラン等々、素敵な思い出がたくさん詰まっています。こうして2人で、それも夫婦として大学に戻るって本当に不思議な気持ちがします。 きっと日本に帰ったら何にもしないから、ここに滞在中は論文を書いたり、やりたいプロジェクトのプロポーザルを書く準備をしたりしたいと思います。もちろんパイクプレースマーケットに行ったりダウンタウンに行ったりもしますよ~! アンカラ徒然、(しばらくアンカラからではないけど)ぼちぼち再開です。 どうぞ今後ともよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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