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マックス爺のエッセイ風日記

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2014.02.02
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カテゴリ:生活雑記
家 夢のマイホーム ダブルハートスマイル


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 家を建てること。ひょっとしてそれは、人生最大の事業なのかも知れない。有り金をはたき、家族の夢を託したマイホーム建築こそ究極の喜びとは淋しいが、多くの人にとってそれが現実だと思う。大都会では狭い土地に、背中をくっつけるように並んでいる家を見た。あれで自分の家を間違えないのだろうかと心配するほど、似たような家が隣り合ってる風景も。だが、狭いながらも楽しいのが我が家なのだ。


開拓の碑.jpg


 これは「開拓の碑」。我家の付近には、戦後紙漉山(かみすきやま)と言う山林を開拓した土地がある。戦地からの復員者が荒れ地を切り拓き、農家や植木屋さんになった。江戸時代は紙の原料のミツマタを植えていたそうだ。それが地名の由来。それが今では、ほとんどが閑静な住宅地に変わった。

 44年前に今の土地を買い求めた時、敷地の裏には可愛い小川が流れていた。それは田圃に水を引くための農業用水。50年前周囲は一面の田圃で、私は一度だけ田植えをしたことがある。下宿の小母さんの実家がこの付近にあったのだ。だが、あの小川も田圃も今はどこにも見当たらない。当時の面影が残るのは、わずかな畑と1軒の植木屋さんだけだが、それすらどんどん消えて行く。


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 今、仙台市内では建築ラッシュが続いている。3年前の東日本大震災で散々な目に遭った東北だが、ようやく人々は落ち着いた暮らしを取り戻しつつあるようだ。


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 今は復興の途上。ちょっとした空き地や畑が宅地化され、ある日突然工事が始まる。


新家3.jpg


 そうなると早いもので、みるみるうちに家が建つ。そして町の様子が少しずつ変わって行く。


新家4.jpg


 今は建て売り住宅も、昔のような雑な造りではない。


新家5.jpg


 名の通ったメーカーが建てる建て売り住宅も、結構多いみたいだ。


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 真新しいガラス窓に張られた広告が通り行く人々を誘う。


新家2.jpg


「どうです、あなたも素敵な夢を買いませんか」と。


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 でもね。その一方で屋根にブルーシートが架けられたままの家もある。そろそろ震災から3年が経つと言うのに、まだ壊れた屋根瓦を直せないのだ。風に煽られてブルーシートがめくれ、そのうち飛んで行ってしまいそう。


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 「がんばろう宮城。 がんばろう東北。 力を合わせて早期復興を」。建築現場の風景。


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 人々の夢を叶えるべく家が建ち、街はやがて郊外に広がって行く。


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 昔は田圃だった土地や高い山の上まで、家、家、家。お~い、我が家は一体どこだ~??


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「ハハハ。あんたの家はあの上だよ~」。風が笑い、空も笑う。


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 こうして今日も、山の上に1軒の家が建った。家ダブルハート<続く>



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 どの家にも幸運が訪れますように~音符 by便所神





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Last updated  2014.02.02 09:10:32
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