マックス爺のエッセイ風日記

2016/09/15(木)11:22

マックス爺大いに笑う

芸術論(165)

私がいつも苦虫を噛み潰したような顔ばかりしているわけではない。たまには笑うことだってあることを今日は書こうと思う。それもいつものような下書きなし、しかも以前の古いフォームでの入力だ。古いフォームでブログを書くのは久しぶりなので、少々戸惑うかも知れないね。     今日のテーマは映画。最近見た2本の話を書こうと思う。最初は『後妻業の女』。ほら、少し前に関西であったっでしょ?良い歳をした女が複数の結婚相談所を通じて知り合った金持ちの男と結婚し、次々に殺して財産を奪った事件。きっとあれにヒントを得た作品だねこれは。ストーリーこそちょっと違うけど舞台は大阪だし、どうしてもあれを思い出させるよね。           主人公役は大竹しのぶ。まさに適役の好演技だったねえ。彼女とグルになって男を選ばせる結婚相談所の所長役が豊川悦司。これも悪役がぴったりで何の違和感もなかったさ。他に余貴美子、柄本明、鶴瓶、伊武雅刀、津川雅彦など芸達者ぞろい。この中には悪い女を騙す「竿師」ってのがいるんだから笑わせる。世の中にはよくよく悪いヤツがいるってことだねえ。     俺はこう思ったよ。人間歳を取っても、エロ、欲、ボケが付き物なんだと。本当は悲惨な事件を扱っているんだけど、何だか人間の本質が見えるような気がするんだよね。だからきっと笑ってしまうんだろうな。あんな風にはなりたくないと思いつつね。で、俺もいつかあんな風にして騙されるんだろうかねえ。               2本目の作品は『超高速!参勤交代リターンズ』。何だか聞いたことあるような名前でしょ?それもそのはず。あの「日本アカデミー賞」や「ブルーリボン賞作品賞」を獲った前作の焼き直し、いや続編なんだから似てるはず。主役の佐々木蔵之介が「ええっ、またやるの~?」と驚いたと言うほどだから、やっぱり「柳の下の2匹目のドジョウ」なのかもねえ。     悪い老中に睨まれた東北の小藩が急に江戸に呼び出されたのが前作。5日間で江戸に到着するよう、あの手この手を使うのが笑わせた。今回はその復路。つまり「参勤」は江戸に向かい、「交代」は藩に向かう。だから「参勤交代」でようやく役目を果たせると言う訳。それがまた老中の悪だくみが凄いんだよね。その魔の手から、彼らはどうやって小藩を守るのか。         配役は他に深田恭子、伊原剛、六角精児、陣内孝則、西村雅彦、宍戸開、富田靖子ら。殿様が使う東北弁が愉快。そして農民を思う殿の気持ちが泣かせる。到底史実にあるような話ではないのだが、思わず惹き込まれるのが不思議。手に汗握りながら、ついつい応援したくなるような、そんな映画と言ったら良いか。映画って本当に良いですね。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。  ところで今日、古いフォームで書いたのには訳がある。新しいフォームだと、最初の写真が1文字分ずれてしまうのさ。特に更新後に修正したら絶対にそうなる。さて、今日はどうだろうね。上手く行ったら、これからも古いフォームを使うかも。まあ慣れてるから、「絵」が見えてなくても安心感があるんだよね。さ~て、結果はどうなったかな?楽しみ楽しみ。

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