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マックス爺のエッセイ風日記

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2018.02.08
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テーマ:短歌(1696)
カテゴリ:短歌
~歌詠み人の集まりとは~

  

 ひょんなきっかけから短歌の会に入ることになった。ある日ズボンを持ってクリーニング店へ行ったのだが、そこのお婆さんから短歌の会を紹介されたのだ。まあ暇だし、短歌を作るのは頭の体操にもなる。そう思って幾つかの短歌を記し、先生に見ていただいた。それから数日後、丁寧な入会のお誘いが郵便受けに届いた。お礼の電話をしたら、先生が散歩がてら届けてくれたそうだ。

            

 新年最初の歌会は2月と言うことで、首を長くして待っていた。数日前には会が開かれるお宅を確認に行った。そして自分なりに準備をした。だが何をすべきかが分からない。会はどう進行されるのだろう。皇居での歌会始めのように、自分の歌を朗詠するのだろうか。持ち物はどんなもので、服装はどうすべきか。まあ最初なのでスーツを着て行こう。スーツを着るなんて6年ぶりくらいになるか。やれやれ。

  

 指定された家まで行くと、先生が外に立って待っていた。初めての対面だ。挨拶もそこそこに家に入ると、2つの部屋をぶち抜き既に机が並べられていた。集まっていたのは先生ご夫妻と4人の会員。そして私を含めて3名の初心者がこの日は見学と言う立場で参加した。欠席者の提出分も含め、合計8首の歌がこの日の論評の対象。会員紹介、会の概要、今年度の活動予定、上部団体との関係などについて説明あり。

         

 1首ごとに作者から作歌の狙いなどが説明され、会員と先生から感想、意見、添削などが述べられる。最初は黙って聞いていたが、途中から私も感じたままに話し、初めての参加者が意見を言うのはこれまでなかったことと言われた。歌に対する真剣な想いが伝わって来た。ロマンティックな歌、骨太な歌、技巧的な歌、素直な歌。歌は作者の力量や感受性によって様々に変化し、表現される。

  

 歌会の後には昼食会が開かれた。通常は論評だけだが、この日は新年会を兼ねていた由。懇親の中で、会員の本音も聞けたし、新規加入者を含む会員の経歴の一端も知ることが出来た。1年経過しないと上部団体へは紹介しないが、この短歌会の方がよほど作歌の勉強になるとの話。堅苦しい会との予想は外れ、案外フランクな雰囲気に救われた。

          

 歌会の後は数人のメンバーが近くの病院で長期療養中の患者さんへの作歌指導をされているそうだ。その患者さん達との合同歌集を3年に1度刊行する由。まあ自分がどこまでやれるかは分からないが、付いて行けるだけ頑張ろうと思っている。次回は3月の第1水曜日で、その1週間前までには予め1首だけ葉書で投稿する決まり。食べ残した弁当は持ち帰った。さ~て、早速歌を詠んでみるとするか。ノートえんぴつ





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Last updated  2018.02.08 00:00:16
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