2892474 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2019.09.03
XML
テーマ:世界への旅(310)
カテゴリ:旅、温泉
~台湾で見た自然と環境 その1~

  
     <八重咲のハイビスカス=台南市日月潭の高台にて>

 旅先で私は色んなものを観察している。その旅が国内でも国外でも、その姿勢は変わらない。もちろんたくさんのブログネタ取材が眼目だが、自身の関心であるフィールド調査のためでもある。その土地の風景、植生、文化、歴史、宗教、民俗、人情など、可能な限りつぶさに観察する。それでこそ高いツアー代金を支払った甲斐があると言うものだ。で、今回のテーマは台湾の自然と環境をテーマにしてみた。

  

 旅の2日目、台南市の山奥にある日月潭(にちげつたん)を訪ねた時、ダム湖を見下ろす高台にハイビスカスが咲いているのを見つけた。八重咲のもの(上)と普通のもの。台湾へ来てから目の前で見た最初の花がハイビスカスだった。色は普通の赤。黄色のハイビスカスがあることは知っていたが、ここにはなかった。この場所で記念撮影をし、それから文武廟に向かったのだった。

        

 ハイビスカスの傍に、こんな花も咲いていた。植栽にするくらいだから、台湾ではごく自然の品種なのだろう。だがよくよく見ると、沖縄のサンダンカに良く似ている。赤い色のサンダンカは知っているが、黄色の品種を見るのは初めてのこと。それともまだ色が薄いだけなのだろうか。

     

 直ぐ傍に、こんな名札があった。中国は元々の漢字を省略した「簡体字」だが、台湾の場合は省略しない「本字」。全く省略しないため漢字本来の姿が分かるのだが、日本人にはなかなか難解だろう。

  

 台中市の街中、笠原眼科前で見たゴムの木。亜熱帯の台湾ではゴムは観葉植物ではなく、堂々たる植栽だ。私も沖縄勤務の時に大きく育ったゴムの木を見て驚いたものだ。そして沖縄に持参したゴムの植木から、気根が伸びて来たことにビックリ。きっと故郷に帰って先祖返りしたのだと思う。

  

  台中市で見た植栽。植木鉢に植えられた観葉植物が、大きく育って日陰を作っている。

  

 高雄市の蓮池潭(れんちたん))傍の植栽。沖縄のモクマオウに似てるとの印象を持ったのだが。

        

 ガジュマルはイチジク科の高木。日本の内地では盆栽にするが、亜熱帯の台湾や沖縄では、樹高が20mを越える大木になる。枝から垂れた「ひげ」は気根(きこん)で、空中の炭酸ガスを吸う。これが地面に落ちて成長すると幹を支える支柱根(しちゅうこん)に変わる。台風から身を守るための自衛策なのだ。ガジュマルの巨木は沖縄では信仰の対象となり、名護市の「ヒンプンガジュマル」は特に有名。

  

 台湾東海岸の田んぼでは、7月初旬と言うのに既に稲刈りが終わっていた。台湾では年に3度米が収穫出来る。沖縄の石垣島でも全く同様、年に3度田植えをし、稲刈りをする。

    

 観光バスの車窓から見えたバナナ園。台湾では戦前から日本人の味覚に合ったバナナの品種を中心にして栽培して来た歴史がある。

          

  花蓮市の海岸部に整備された散策路。一見して日本と変わらないようにみえるのだが。

     

 だがやはり違ったようだ。これだけ鮮やかなオレンジ色のサルノコシカケを見たのは初めて。サルノコシカケは漢方薬の原料として有名。

  

 散策路の樹影がまるで影絵のように美しかった。奥に見えているのはフィリピン海。

          

 鬱蒼とした太魯閣(たろこ)渓谷の亜熱帯林。果たしてどのような種類の植物が生い茂っているのだろう。でも私は毒蛇が大嫌いだ。ショック<続く>





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019.09.03 13:06:29
コメント(18) | コメントを書く
[旅、温泉] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.