カテゴリ:旅、温泉
~2泊3日の旅の中で~
宿の間接照明 出雲の古代史や考古学の話を一旦置いて、今日は旅の逸話を紹介しよう。トップバッターは松江市玉湯町の高台にあった「松江市立玉作資料館」に陳列されていた布志名(ふしな)焼を楽しんでいただこうと思う。 関ヶ原の戦いの後、西国の知行地がなかなか落ち着かずにいた。松江藩は何度か藩主の入れ替えがあった後、越前福井藩から松平公が入府した。松江領18万6千石、隠岐領1万4千石。併せて20万石の大藩である。第7代藩主である松平治郷公は、疲弊した藩の改革を成し遂げた後、趣味の茶道にまい進し、玉湯町に藩の御用窯雲善窯を造らせた、後に民間の船木窯も開かれて陶芸が盛んとなったようだ。今回はそれらの作品の紹介だ。 蓋つきの椀 魚のデザインの絵皿はとても現代風だ。 渋色の釉薬をかけた蓮の蕾を模した容器。 唐三彩にも似た雰囲気の花瓶(左)と花柄を全面に配した大ぶりの花瓶(右) シンプルで清楚な花瓶(左)と極めて現代的なデザインの壺(右)。 一見キウイの輪切りと見紛うような大ぶりの浅鉢(?) 自由さに溢れた作品群は、ひょっとして船木窯のものだろうか。でも渋いねえ<続く> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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