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マックス爺のエッセイ風日記

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2020.12.08
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カテゴリ:芸術論
~酒場詩人吉田類氏のことども~

    
 
 吉田類氏自画像。(1949年6月1日生まれ)高知県高岡郡仁淀川町出身。

 昨年の11月下旬だったかたまたまTV番組に出演していた氏を観て興味を持った。日本のライターでイラストレーター。俳人。居酒屋を探訪するのが趣味で、「酒場詩人」として有名な人らしい。

       

 私が観た番組と言うのが「日本百低山」。「百名山」、「二百名山」、「三百名山」、そして「花の百名山」は有名だが「百低山」は初耳。氏は若い女性と一緒に、この山に登山した。その時の話がとても洒脱で興味を引かれ、氏について調べて分かったことを書きたい。この山は東海道新幹線からも良く見える。山に疎い私はその奥にある丹沢山塊と区別がつかなかったのだが、今回で良く分かった。

  

 山を登る途中、中腹の「大山阿夫利神社」にお参りした。「あふり」の音を聞いて、これは本来「雨降り」から来たなと直感したが、やはりそうだった。相模湾との間に障害物がないため、相模湾の湿った空気が大山にぶつかって雨雲が発生しやすいのだ。江戸時代から「大山講」を組んでの厚い信仰の山であることも知っていた。

 この登山で氏は、   神奈備や頬に賜る秋の雨   と詠んだ。これは本物だと感じた。

神奈備(かんなび)は神が宿る神聖な山のことで、写真を見ても分かるように大山は美しい三角形をしている。それを日本人の祖先は神聖さを宿した山と感じたのだ。富士山しかり、筑波山しかり。どちらも独立峰で良く目立つ。筑波山は双峰形の山。これも「茶臼」として尊ばれた。

                 

 たまたま私は氏の故郷である仁淀川町を通ったことがある。愛媛県松山市から四国山脈を越えると高知県の檮原(ゆすはら)村に入る、そして仁淀川に沿って国道を下った先の平野部にあるのが同町。そこから徳島県境にある馬路村まで原付で行ったのだ。目的は「おらが村心臓破りフルマラソン」に出ること。無事完走して再び原付で松山に帰った。往復で400kmになるだろうか。峠で原付が故障し、一旦松山まで戻って中古のバイクを買って、再び馬路村へ向かった。

 なぜそこまでして9月の厳しいフルマラソンに出たかと言うと、その年の10月に第1回の「四万十川100kmマラソン」があったため。フルマラソンはその練習台。苦労が実って、初めて出た100kmを何と完走してしまった。当時所属していたトライアスロンチーム仲間10名のうち完走出来たのは私を入れて2名のみ。写真はその時の雄姿。まだ51歳の若さだった。

     
          

 いずれも本人が描かれた自画像ですが、実にユニークですね。それでは以下に、彼が愛して止まない酒場の絵などを。

  

     

  

     

       

  

       

  

   いかにお酒や酒場が好きか、良く伝わる絵ばかりですね。さすがは酒場詩人だけあります。

        

 中にはこんな「シュール」な作品もありました。芸術家としての資質を感じます。

 このブログは来年のお正月の公開ですが、書いているのは沖縄へ旅立つ前の日の早朝です。書ける時に書いて予約しておけば後が楽だからだし、その分今年(令和2年)に余裕が作れるためです。





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Last updated  2020.12.08 00:00:12
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