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マックス爺のエッセイ風日記

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2021.11.21
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テーマ:★人生論★(325)
カテゴリ:人生論
~人生の晩年・人間について想うこと~

               

 土曜日。朝ドラ「カムカムエブリボディ」を観て驚いた。何と稔と安子がいつの間にか結婚しているではないか。だが、15分間の「まとめ」で納得。稔の学徒出陣の前に、稔の父親が息子の願いを聞き入れて、和菓子屋の一人娘と結婚させることにしたのだ。純情だったあの頃。さて私がラジオで「カムカムエブリボディ」の音楽を聴いたのは戦後のこと。あれは「証城寺の狸囃子」と言う童謡だ。

       庭のウメモドキ

 あの頃の音楽で覚えているのは「鐘のなる丘」、美空ひばりの「りんご追分」。そのうちテレビ放送が始まり、空手や相撲の中継に夢中になり、そのうち「バス通り裏」、「ジェスチャー」、「私は誰でしょう」、「ひょっこりひょうたん島」などが出て来た。黒柳徹子がまだ若い娘だった頃だ。

       秋山庄太郎撮影の「秋田美人」 

 「鶴瓶の家族に乾杯」を観て驚いた。先日TVに出たのは104歳のお婆ちゃん。出陣する兵隊さんと急遽結婚したが、夫婦生活もないまま夫は戦争に行き戦死した。残された彼女は再婚することもなく、養子をもらって家を守り子や孫、ひ孫、玄孫までいる身だが、今でも夫を愛してると言っていた。手も握ったことなどないはずだが、良くその純情を貫き通したものだ。

 

 先日行ったK内科で隣に座っていたお爺さんと少し話した。92歳で89歳の妻と2人暮らし。買い物、用事、病院にはバスやタクシーを使っている由。一時は杖を突いて歩いたが、右肩に荷重がかかって大変だったそう。東京のお嬢さんが見かねて、電動歩行器を買ってくれた。それは椅子付きで、バスを待つ間は座れて良いとのこと。夫婦仲良く助け合っている老夫婦に、私は尊敬の念を禁じ得なかった。

                

 三船美佳が高橋ジョージと離婚したのはかなり前の話。年の差婚で十代で結婚した美佳は、モラハラ気味の夫がウザったくなったのだろうか。最近では篠原涼子がかなり年上の夫市村正親を捨てて家を飛び出し、韓国の若いミュージシャンと恋愛中だとか。世の中は変わり、家族の形も、恋愛観も変わった。昔なら考えもしなかった不倫の時代。それだけ自由になったのだろう。わが家でも大金を持った認知症の妻が家を出て行った。どうやら付き合っていた男性いたようだ。知らぬは亭主ばかりなり。

  

 久しぶりに眠れ、久しぶりに十分に食べ、久しぶりに好調と感じて散歩に出かけた。本当は5kmほど歩く積りが腰痛が発生、家の近所500mほどで終わった。農家の畑の柿は全て収穫してあった。きっと「渋抜き」にでもしたのだろう。わずかな運動でも気持ちが和んだ。健康であることの有難さを痛感したことだ。

                 

 Kさんが世話しているバス停前の花壇での皇帝ダリアが、青空に向けて大輪の花を開かせていた。実に見事な風景。世話する人の真心。それに応えて立派な花を咲かせたダリア。樹高は3m以上にも伸びてまさに「皇帝」の名にふさわしい雰囲気だ。間もなくこの花も霜でやられる。季節の移ろいは早い。夕方新聞屋さんが集金に来た。相変わらずのバカ話をして別れる。

          

 先日その花の前で、近所の人に出会った。先方は2人連れで1人は夫を亡くした80歳くらいの女性。もう1人はその姑で90歳を超えているだろう。先方から話しかけられ「毎日3食とも自分で食事を作っています」と言うと、「じゃあ行く?」と女性。一瞬何のことかと思ったら、自分の姑に対して「それなら嫁に行きますか」と言うことだったのだろう。彼女は私が独り暮らしをしていることを知っていてそう言ったのだ。それは姑に対しても私に対しても失礼な話。世の中には色んな人がいるものだと痛感。

    落ち葉

 先日受診したK内科は7年ぶりで、診察券を作り直した。「ずいぶん丁寧に診察しますね」とドクターに話すと、「これくらいの時間を取らないと本当の診察は出来ないよ」と彼。そして新築移転したM内科のことを私に尋ねた。「土曜の午前と日曜日は2人のドクターで診察してますよ」と答えると、人を雇えば結局同じなんだけどね」と。私の暮らしぶりにも耳を傾けてくれ、その人柄を見直した私だった。

     ドングリ  

 一方、14年ほど診察を受けているM医師。先日「体調が悪いので薬を減らしてください」と頼むと、「それなら薬は全部止めますか」と脅迫。私が服用している薬は強く、同時にかなり強い副作用を持つのが多い。それが数種だとさらに複合的に作用する。新築移転してかなりの借金があるのだろう。表情が以前よりも険しい。その体調不良の不安の私に「心療内科に行けば」の言葉は忘れられない。私の体調を最も良く知るドクターだが、この際セカンドオピニオンを求める気になったのも確かだ。

   倒れたユリの種

 薬を1種類減らしたお陰で、ふらつき感と不安感が減って集中力が増し、心が少しのびやかになった。たとえ錯覚だとしても今の私には嬉しい変化。そのお陰で散歩に行く気にもなった。「人間は社会的な動物である」。確か古代哲学者の言葉だと思うが、出来ればより長く正常な認知機能を維持したいものだ。今日もブログを書けたことに感謝し「予約する」をクリックした。





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Last updated  2021.11.21 08:06:32
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