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マックス爺のエッセイ風日記

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2022.01.30
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テーマ:★人生論★(325)
カテゴリ:人生論
~浪花節だよ女の人生は♬・・~

  

 『カムカム』のジョーとるいの結末に安堵した。いろいろあったけど、二人は夫婦になり女の子も生まれた。このブログは3日前に予約機能を使って書いているため、生まれた子の名前は知らない。だけど「京都編」なので、るいの娘で安子の孫娘は、きっと京都を舞台に成長して行くのだろう。曲折の多い脚本のため、今後の展開は全く不明。そしてアメリカに渡った安子のその後も心配だ。

                      


 るいと同様、額に傷を負った女性の話から始めよう。仮にA子と呼ぶ。彼女は高卒だが国立大学の教育学部に合格していた。だが当時は教師になるのは困難と親に言われ、定員内職員として私の元に来た。私の勧めで通信教育を受け大学卒となり、仕事に必要な資格も取った。そのA子が恋をした。彼女の結婚相手に相応しいかどうかを、上司の私に判断してもらえと親に言われたようだ。

  

 だが思いつめた彼女に、否定的な意見を言える雰囲気ではない。彼女は額の傷を目立たなくする美容整形手術を受け、晴れて花嫁になった。それから何十年か後、当時のメンバーが私の歓迎会を催してくれた。同期生がA子のその後を教えてくれた。彼女の子供の一人が、国立大学の医学部に合格した由。優秀な娘の子供はやはり優秀なのだ。愛媛から徳島へ自転車でツーリング中に、彼女の実家にも寄ったっけ。

                      南果歩   

 A子と同期のB子は大卒だったが、非常勤職員として私の職場に配属された。ところが私がいくら注意しても上の空状態。そこで少々きつく彼女に対応した。ある朝何気なく彼女の机の下を見ると、驚くほど大量の抜け毛。彼女が指を絡めて抜いた頭髪だ。そのうち人事から連絡があり、B子は単位不足のため大学を卒業出来ず、結局高卒扱いになったと。高校は理数科で、大学は理学部だったのだが。

  

 そしてB子とホテルに行ったとある男子職員が告げた。机の下の大量の抜け毛はきっと彼女のストレスが最高潮に達したためなのだろう。彼女の結婚式に私も呼ばれた。当然のように優秀な成績で大学を卒業し、立派な職員として勤務したとB子の紹介。新郎は有名企業の社員。彼が私に「B子に辛く当ったのは貴方ですか」と。祝いの宴ではどんな新郎新婦も褒められるんだねえ。知らぬは亭主ばかりなり。

             「黒いオルフェ」  

 ある職場の後輩のC子はアフリカ人の留学生と恋仲になった。とても気立ての良い娘で、態度も体も堂々たるもの。だが両親に結婚を反対された彼女は嘘をついた。「お腹には彼の赤ちゃんがいる」と。大学院修了と同時に留学生はC子を連れて本国へ帰った。きっと今頃は国家的な人材として要職に就き、C子も「ビッグママ」になっていることだろう。どうか幸せであってほしいと願う。しかし女は強い。

    厠神(かわやがみ)1

 ある職場の部下だったD子が子供を産んだと、私は転勤先で聞いた。相手は他機関の既婚者。どうしてもその人の子供が欲しいと思ったのだろう。彼女が積極的に動いたようだ。生まれた子供は私生児となり、彼女はシングルマザーとなったはず。おんなは強いが、母となればさらにその強さが増すのだろう。転勤で全国を巡ると、それぞれの地で色んなことを経験する。

           厠神2    

 良い縁組と思った若い男女が、私の転勤後に別れたと聞いた。彼は一人っ子の長男。そして彼女も一人娘。当初は良かったが、「家を継ぐ」ために「婿」になれ「嫁」によこせと、双方で諍いが起きたようだ。封建的な地方ではそんな事例がざらにある。ある女性に見合い話を勧めたら、転勤はこの地区内でお願いしますと。結局見合いは成立せず、彼女は女子短期大学の講師になったと後日聞いた。

     厠神3

 ある地で花嫁候補者の推薦を依頼され、気立ての良いF子さんを紹介した。ところが依頼主の夫人が後日断って来た。どうやらF子の実家を知っていて、家格が釣り合わないと判断した模様。F子さんは「相手は自分で探します」と怒った。それを謝ったのは20年以上も後のこと。当然仔細は話せないが、不慣れなことはすべきでない。ある地で「頼まれ仲人」をしたが、私たちが後に離婚する羽目になった。

                       

 他部局から私たちの職場に来たTちゃん。おっとりし常識的なお嬢さんだったが、その後地元で結婚。私が転勤した後もずっと年賀状をくれ、今回の寒中見舞いで長年の交流に感謝した。地味な仕事を丁寧に対処し、平和な家庭を築いた立派な主婦。やむなくクビにした人、他部局に出した人、ハローワークで募集し採用した人。不妊治療に励んでも子宝に恵まれなかった人。それぞれの顔を今でも思い出す。

  

 自宅の25年目点検が無事に終了した。新型コロナの第6波が猛烈な勢いで蔓延し出した時期の接触は怖いが、朝から準備して担当者を待っていた。玄関先に「注意書き4か条」を置き、彼らも納得して点検作業に入った。隅々まで丁寧にチェックしてもらい、想定外の成果だった。きっと事前打ち合わせの際、前回点検時の不満を本音でぶつけたせいだろう。点検結果が送られて来るのは8日後の由。

    クレオパトラ(左)とアントニウスの金貨 

 点検しに来た建築業者が帰ってほどなく、一人の女性が我が家を訪ねて来た。顔も名前も勤務先も知っている人。その彼女が一体私に何の用と不思議に思ったら、借金の依頼だった。へえ~っ、嘘みたい。彼女の事情は聞かなかったが、信用して貸した。さて、一体どんな結果になるか。

  

 父は3度女に騙された。最初の妻、2番目の妻。3番目の妻。きっと人が良かったのだろう。そして私も妻に騙され、有り金のほとんどを持ち去られた。家を去る際、元妻が私に言った。「お父さんは女に騙されると」。元妻が私を騙し続けたのは本当。保険屋の女性の口車にも簡単に乗った。実害は少ないが短慮だったか。もし今回騙された場合は、父の回数と並ぶ。父との相違点は、家族に迷惑をかけてない点。ただし、「今のところ」だけど。ちょきクール

                     

 その夜はサラ・オレインの歌声で癒された。マレーシア人で外交官だった父と、日本人の母から生まれたオーストラリア人。確かメルボルン大学だったかを首席で卒業し、東大に留学した際「アニメの主題歌をネーティブで歌える人」の募集を見て応募。日本滞在は1年と限定されていたが、その間に父親が死亡し、34歳の今日までずっと日本で歌い、色んな分野に挑戦し続けて来た才能ある彼女。

       

 確か話せる言語は6か国語、理解出来るのは8か国語くらいだったはず。幼少時からピアノとバイオリンを習い、怪我しないよう包丁を持つことも禁止で、自転車にも乗れない由。音域は3オクターブで絶対音感の持ち主。このところずと疲労を感じていたが、久しぶりに彼女の美しい歌声を聞いた。ただし、彼女に関する正確な情報はご自分で検索を。では。ダブルハートバイバイ<続く>





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Last updated  2022.01.30 09:58:04
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