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だいぶ昔のこと。 福島に出張に行った。 駅前のビジネスホテルに泊まった。 それまでは元気だった。 深夜、腰が痛くなった。鈍痛。 だんだん痛みが増してくる。 痛みのせいで気持ち悪い。 戻す。下る。 猛烈に痛い。 この痛みのパターンは、、、恐らくあれだ。 どうにも我慢できない。 フロントに電話し、救急病院を探してもらうよう依頼するが、わからないと言う。タクシーを呼んでもらう。 着替える気持ちの余裕がない。 タクシーにホテルの浴衣のままで乗る。しかも、部屋のスリッパのまま。 タクシーの無線で深夜の救急病院を聞いてもらう。 結構近くにあると言う。 あちこち交差点を曲がって、ずいぶん走る。 「まだですか?近くでしたよね?」 「もうすぐです。」 結局、2、3千円の距離。 すぐに診察してくれた。 予想通り、尿路結石。 でも、こいつはよほど大きな石じゃない限り破砕できないので、尿と一緒に出るまで付き合わないといけない。 石が通過する中で痛みを伴う場所は4ヶ所。腎臓を出るとき、背中で下に曲がるときなど。 何を言いたいかと言うと、診察してもらってもその場で治療はできないと言うこと。 ものすごく痛い。 看護士さんに聞くと、出産と並ぶ3大激痛のひとつだと言う。 女性ってこんな激痛なの?いやいや、男の僕はこんな痛みを何度も経験したくない。 当たり前なんだけど、痛みは治まらない。 看護士さんに痛み止めをお願いしたら、あっさりOK。 え? はい、お尻を出して。 お尻に注射するのかなぁ? クイッ、スポッ! ??? 手慣れた感じで座薬を入れられた。 そして、そのまま入院。 翌朝、やっぱり仕事が気になる。 もう1日様子見と言われたけど無理やり退院手続き。 ところでなんでこの病院だったのか聞かれた。 福島市内の、しかもホテルから5分の場所に緊急病院があったらしい。 タクシーにやられた。夜中に1メーターじゃ、やってられない気持ちも分かるけど、苦しんでいる客にすることじゃない。 朝の明るい日差しの中、浴衣にスリッパでタクシー乗り場に並んで、ホテルに戻った。 シャワーを浴びて急いで顧客との打ち合わせに向かった。 出張の帰り、なぜ病院で様子を見ると言ったのか理解した。 福島から東京への新幹線に乗るのが怖かった。 もし途中で痛みが出たらどうしよう、のたうちまわるほどの痛みで家に帰るまで3時間我慢できないだろう。 痛みのポイントを石が確実に通過してから移動すればよかった、後悔した。 調子悪いときの出張はいやだなぁ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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