いただきます
日本人なら誰しも食事の前には「いただきます」、食事の後は「ごちそうさまでした」と手を合わせて言うと思います。さて、この意味を外国人に聞かれたら、皆さんは何て答えていますか?多くの場合はただ単に「Thank you.(ありがとう)」と答えている場合が一番多いのではないでしょうか?実は先日食事が終わって子供達が「ごちそうさまでした~」と言って席を下りた時、我が家のシッターさんがふと「それはどういう意味?」と聞いてきました。食べる前と食べ終わった後必ず言っていることが気になっていたようです。さて、タイ語で何て説明しようかな?と色々考えて、まず「食事を作ってくれた人に感謝、そして食材に感謝の気持ちを表しています」と言うと、「それならタイにもありますよ」と言われてびっくり!彼女はカンチャナブリ出身で、彼女の田舎では食後は同じようにワイ(合掌)をして、食事を作ってくれた人とお米そのものに感謝して『タム ファン カーウ』と言うんですよ」と教えてくれて、同じ意味合いの言葉(習慣)があると知ってびっくり!日本では例えばご飯なら「お米の命」「お百姓さん」そして「ご飯を炊いてくれた人」の3つの命(心)に対して感謝して「いただきます」となりますよね。この「いただきます」の心があれば、好き嫌いや食べ残しは自然となくなるのではないか、と思っています。私は多少の好き嫌いはあっても良いと思いますが、食べない時も3つの命(心)に対して「残してごめんなさい」と、お詫びの気持ちを持っていれば、食べ物を粗末にすることはないと思います。先日日本(実家)から荷物が届きました。その中に私の兄が入れてくれた食事に関する記事のコピーで、「現代日本人が生活習慣病になる原因の割合は、1位→植物油や油を使用する料理(21%)、2位→にがりの多い自然塩(20%)、3位→除草剤が濃縮された魚介類(19%)...以下続く」と書いてあったからです 但し、兄から「参考程度に」とのメモが添えてあったので、この話は参考程度に読ませてもらいました。食べるの大好き♪な私にとって、食べる楽しみを奪われたら生きる喜びの3分の1を奪われたのと同じくらいショックですから でもこの記事を書かれた浅井敏雄さんが言われた言葉で、素晴らしいと思った部分を紹介します。感謝して食べないといかなる良い食事も血液に転換しません。ただ空腹を満たすだけのために流し込む食は内臓の負担と害になるだけです。自然や人々への感謝の念はその食を完全に超微粒子の吸収し易いものにしていきます。良い血液の要素となります。食事だけではなく、日常生活の全てにおいて「感謝の心」を持って暮らすことは、健康面だけではなく、自分の、そして周りの人の人生を豊かにし、幸せに暮らす為の一番大切なものだと私は思います。タイで暮らす日本人の皆さんには、自分達はタイという外国で住まわせてもらっている一外国人だという謙虚な気持ちを持っていてもらいたい。日本人の常識や感覚でタイ人と接しても、それらはタイ人からしたら横柄だったり不躾だったり、理解できないものばかりかと思います。どちらが勝っている、とか、どちらが正しい、と言うのではなく、「タイでは(タイ人は)こうなんだ」とタイの習慣や感覚を理解し、見ず知らずの外国人を迎え入れてくれているタイ人に感謝の気持ちで接すると、お互いより良い関係が築け、より良い暮らしが出来るのではないか、と思います。皆さんのタイでの暮らしが少しでも実り多いものになりますように。ランキングに参加しました。クリックして下さると嬉しいです。にほんブログ村