エリーさんのすね毛

　酔ってもいないのに　母を目の前にして
　『大嫌い！』　と言った。
　隣りにいた実姉が　聞こえなかったのかとばかりに
　『由実さんが おかあさんのこと大嫌いってよ！』　と。
　補聴器していてもしていなくても いつもスルーよ！
　どーだっていい。興味なし。ホント！昔から大嫌い！！！

　腹立ちはいつも母！
　今年の高島易断の運勢では 雛子と私が大凶らしいが
　私と実母の間違いでは？　と思うほど 母親のすべてがいや！！！

　心の奥底では愛してるのかもしれない。愛されなかったから
　愛してほしいとおもってるのかも、と思うこともある。がー
　きらいきらいきらい！！！！大嫌い！！！！！！！



　昨日はいろいろと行く用事やする用事があって忙しいからと
　午前中に雛子の晩御飯のメインおかずをつくったの♪

　　【鶏手羽元と茹で卵の甘辛煮】　


　肉でも魚でも必ず湯がいてから調理する私だから
　油を除去して美味しい料理ができて♪
　
　ラップして、 『これは雛子の夕食だから！』


　母はね、父と母（夫婦）で食べるといって
　惣菜のフライドチキンを４本 買ってきてあったのね。
　母が自分で買ってきたんだよ！
　私たちが油ものはダメだといったら
　『お父さんと お母さんで食べるからいいわよ。
　あんたたちは自分で作りなさい』　と言うから作ったんだよ！

　もう オチがわかるでしょう。(ー_ー)！！


　郵便局と 父のおむつを買いに行き、一度戻ってから
　珈琲豆を買いに行ったの♪
　ここで美味しい珈琲を淹れてもらって　店長さんの
　珈琲の話しを聞くのが 昨日の癒しの時間でしたね！
　
　珈琲の香りも味も 私にとっては癒しになる♪
　ギスギスした心も怒りも消え失せて 清々しい気持ちで
　我が家に帰宅したら


　まず目に飛び込んできたのは ３本の手羽元と１個の卵が
　平らなお皿にのせられていた！
　汁はどうした？　っていうか 何？！！！　

　目の前に　母！
　台所のシンクの前で
　両手に何かを持ってむさぼりついているの。それって
　近寄って見てみたら 　やっぱり雛子のおかずよ！！！

　『やっとほぐしたわ。年寄りには大変よ～
　あんたたちのも ほぐしてあげようか？』

　鶏の手羽元が 猫の餌か ツナ缶のツナのような状態に
　母親の手には 鶏の骨！
　どーやら鶏の軟骨部分をかじっていた様子！

　　il||li(つд-｡)il||li 　　またかよ！！！

　ほぐされた肉の上には 茹で卵が縦割りで２個になり
　父母が２個って、どーいうこと？！

　勿論、私は吠えたわよ！
　
　『またやったの！　これ、雛子のなんだけど！！！
　食べてもいいけどさ、なんでそうなるの！！
　お父さん卵 残すから１個でいいし、汁はどーしたの！
　なんで勝手にやるの、
　おかあさん、自分で惣菜のチキン買ってきたの忘れた？
　雛子のおかず食べてどうするの！』

　そしたら母がすごい声で、
　『食べちゃいけないっていうの！』
　『食べてもいいけど、いや、よくない！！
　自分たちのは自分で作れと言って お母さんが食べて
　どーすんの？！　
　他に何も用意してなかったらどうするつもり！』

　喰い物の恨みは永遠に続く！
　
　くだらないことなんだけど、そう。いつもおなじことで
　くだらないんだけど、腹が立つのは　いつも母親のことで
　自分で作れとか言うけど、惣菜を買ってこない日は
　私が作ってるわけで、どこの家庭もそうだとは思うけど こんなババァ～

　今日もさ、実は早い時間に頭にくることがあって
　たまたま包丁を持っていたからさ
　『刺すよ！』　と言ってやった。　もー切れまくり！！！

　姉は、怒りは表に表してもいいと言うが
　どんどん私はその怒りが蓄積していくかんじ！
　あ～　外にでてこよう。ダメだわ！！！(☄ฺ◣д◢)☄ฺﾜｼｬｰ





＊苛立ちも今となってはすべてが懐かしいです。母はもうどこにも居ないのですから。


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