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2025年03月20日
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テーマ:二次創作小説
BLの苦手な方は読まないでください。

18禁です。

あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

何卒お許しくださいませ。



手書きハート   手書きハート   手書きハート   手書きハート   手書きハート   手書きハート



「日向さん。」

若島津は指でそっと日向の涙を拭うと、日向に口づけした。舌を入れて、

舌を絡ませた瞬間、日向に拒否され、両手で跳ね除けられた。

「どうしてですか?」

若島津は怪訝そうな顔をして、日向を見ると、日向は怯えた瞳で震えていた。

フラッシュバックだった。キスされた時に加藤の顔が脳裏に浮かび、口の中に血の味が蘇った。

加藤の舌を噛んだ時の血の味が蘇ったのだった。日向は加藤の舌を噛んだ事を後悔していた。

舌を噛まなければ、3人で終わっていた。あんな恐ろしい事はされずに済んだ。

日向は選択をよく間違える。感情のままに行動して、ひねくれているせいもあって、

喧嘩っ早い性格で、よく人に嫌われる。それでも、今まで後悔した事はほとんどなかった。

まっすぐにプロのサッカー選手になる夢に向かって突き進んでいたからだ。

『写真をばら撒くぞ。遠野2号だ。』モップを突っ込まれて写真を撮られた事を思い出した。

ハアハアハア…日向の呼吸は次第に荒くなった。過呼吸?なんだそれ。知らない。

息が苦しい。ハアハアハア…

「日向さん!大丈夫ですか?日向さん?」

「ハアハア…だ、大丈夫、だ。少し休めば、大丈夫。」

「誰か呼んで来ましょうか?寮母さんとか大人の人を呼んで来ますね。」

と若島津は言って、立ち上がった。すると、日向は若島津の腕を掴んで、

「行くな。ハアハア…寝てれば治るから。」

と言った。

「でも…」

「誰にも言うな。」

日向はそう言うと、力無く手を離した。若島津は過呼吸の日向をただ見守るしかなかった。

                    (続く)





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最終更新日  2025年03月20日 18時23分22秒
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