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カテゴリ:マイチョウでの日々
授業終了後、あるプロジェクトの件で学長宅へ。
マイチョウ近辺の低地は、慢性的な水不足を抱えている。 井戸・水道は少なく、家畜と人が、同じ溜池の水を使うのが普通だ。 しかも、池の水はかなりの泥水。 MTCは水質衛生学部があり、地域貢献の一環として、UN(WHOかな?)が推奨する水ろ過機の開発研究を一年前からしている。試作・実験段階はほぼ終わりに近づき、普及プロジェクトのスポンサーを探す段階。日本の外務省には、「草の根無償援助」と言う、上限1,000万円程度までの援助スキームがあるので、それを利用できないかと数日前学長に聞かれ、情報収集をしていた。 大使館職員の某氏から、スキームの概要及び助言を頂けたので、その報告兼打ち合わせ。 大使館からの情報を伝え、大使館に伝えるプロジェクト概要の確認をした。もし上手く資金を入手できれば、秋辺りから校内に工房を建設し、周辺地域へのろ過機普及を図れる。 ろ過機は、風呂桶位の大きさで、コンクリート製。3層に分かれていて、それぞれ物理フィルター、化学(薬品)フィルター、生物(バクテリア)フィルターになっている。水質検査結果をまだ見てないけど、ろ過後の水は飲めるらしい。原価及び多少のランニングコストのみの価格設定で、1台350ブル(約4,000円)程度。 水不足の現状を知っているだけに、できるだけ協力したい。 今週中にプロジェクト概要をまとめて、大使館に出してみるつもり。 写真は、エチオピアの地酒(?)タッラベットのサインと、そこの子供。 空き缶が棒にかぶせてあると、 「タッラあります」 という意味。 これと同じような缶一杯で、50サンティム(7円)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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