持てる限りのチカラを出して、
思い付く限りの方法を試し、
「今すべき努力」に集中して、
前へ前へと進んで来た。

それは牛の歩みにも似て、恐ろしくのろく、
それは底なし沼のように、暗く深く。

それでも諦めずに、１日１日を精一杯生きて、
そして、ようやくここまでやって来た。

自分にうそ偽りなく、
確実に、しっかりと歩んで来た。
言い訳もしなかった。
結果も残して来た。

それなのに、手にできないというの？
そんな理不尽な理由で？

以前の私なら、
「なんて神様は冷たいのだろう？」と嘆いていたことだろう。
「世の中なんて、そんなもの！」と悪態ついていただろう。
「私は運がない」「才能がない」などと暴言を吐いていたことだろう。

でも今は違う。
確かな手ごたえがある。

つまらない常識なら、壊してしまえばいい。
そこが行き止まりなら、別の道を歩めばいい。

光は見える。方向は間違えていないはず。

私は必ず、その瞬間を手にする。

かならず。