治療センターの父母教育に行ってきました。
治療センターでこの時期に毎年、父母教育と題して、外から先生を呼んで簡単な講話の時間を設けてくれ、センターに対する要望などを聞き、昼食をご馳走してくれる。今年も昨日父母会があって参加してきた。去年は行けなかったので、今年こそはと思っていた。今年は外から先生を呼ばずに治療に当たってくださっている先生の中のひとりが、性格診断テストを行ってくれた。テストの結果でいろんなタイプに分かれて、旅行の計画を立てて発表した。それぞれのタイプの特徴がよく出ている発表になり、おもしろかった。そして昼食の時、一緒のテーブルで食べている人たちで保育園や小学校を遅らせて入れるか、その年に入れるか、と言う話題になり、てつくんの話をしてみた。そして特殊の先生が、父母会を作っていろいろ教育委員会に掛け合わせるといいと言っていた話をした。するとちょっと年がいったお母さんがとても同意してくれた。数人、父母会を作りたいという意思を持った人がいるようだ。だが、主になってそれを持ち出す人がいなくて、きっかけがつかめなくてできていないと言う。以前日記に書いた、てつくんのお兄ちゃんの学校に特殊学級を作った両親が、父母会を作りたいと思っているそうだ。そして特にお父さんが熱心で、父母会ができるのなら、会長をしてもいいということを以前言っていたそうだ。残念ながら、てつくんのお兄ちゃんの学校は一年生は給食がでないため、そのお母さんは昼食の前に帰ってしまった。一緒のテーブルで食事した数人で父母会を作ろうと、お互いの連絡先を交換した。会長をしたいと思っている人と、父母会を作りたいと思っている人たち数人にまず連絡してみて、いつ発足のための集まりを持つか検討して、連絡してくれることになった。隣の市ではとても福祉が進んでいて、福祉会館が充実しており、障害児の職業訓練所があり、そこから地域の工場に就職したり、外に出て行けない人はその中に作業所があり、そこに通うようになっているようだ。うちの市にはそういうものが全く無い。ゆえにうちの市からも5人ほどそこに通っているという。そこに巡回バスがあるそうなのだが、そのバスはソウルまで行くのに、近い隣の市であるうちの市には来ないそうだ。父母会を作っていろんな問題に対して父母会の名前で訴えていけば、個人が交渉するよりずっと効果があるし、なによりうちの市にもそういう福祉施設を作ることを働きかけて、将来、子供たちがうちの市で、独立していけるようにしていこう、という話でまとまり、昼食を終えて解散した。いつできるか、わからないが、父母会を作りたいと思っている人たちが数人いるということがわかり、希望に思った。きっと近い将来、父母会ができるだろう。帰ってだんなに話すと、「父母会ができたら、自分もがんばって活動するよ。」と言ってくれた。だんなはこの地域出身なので、知人が多い。父母会ができて、活動を始めたら、がんばって動いてくれるだろう。今までなかなか同じ障害児を持つ親たちとの交流が難しくて、寂しく思っていたが、今日は希望を感じて帰ってきた。