カテゴリ:今日の庭仕事。
庭師といえば大ハサミで庭木をキョキチョキ・・・
いかにも庭師らしい。 と思う方。それは間違いです。 本当は片手ハサミで一枝一枝剪定するのが上級の剪定です。 が、手間(人件費)と技術が必要ですし、時間が優先される昨今ではめっきり少なくなっています。 しかし自分ちの庭木を切るなら人件費はかかりません。あとは根気です。その参考にしてください。 くれぐれも木からの転落に気おつけてください。 では剪定方法を簡単に説明します。 素人さんにありがちなのは木の輪郭や葉っぱを気にしすぎて枝ぶりを気にしない。ということです。 当然ながら葉っぱは枝につきます。だから枝を整えると葉は自然に整います。 それと人は木を見て自然か不自然かを見分けるときに、枝ぶりで判断するものなのです。 今回は基本的な剪定する枝の見分け方です。 Aはヒコバエ、ほおっておくと成長して主木の栄養を奪います。樹勢の弱った木に見られます。 Bは徒長枝、剪定した樹木は翌年必ずコレがでます。徒長枝は日光をさえぎり樹形を乱します。 Cはくるま枝、同じところから2つ3つと枝がでます。見た目が不自然です。 Dは幹ぶき、コレも弱った樹木に良く見られます。 基本はこんな感じです。 そして気をつけてほしい事は、「枝を切る際は必ず枝のつけ根 又は、分かれ目 又は、葉っぱがある所から切る」ということです。 枝の途中で切って、棒みたいにすると枯れ枝になりやすいからです。 生垣も丸物もこの樹形が基本となります。が詳しくはまた今度。 棚ものの場合も要領は同じです。 一つの棚を拡大して右に書いています。 右上の絵は横からみた理想の枝の図。 その枝を上からみると右下の図になります。 この枝ぶりを目指して 絡んだ枝、とび出た枝、枯れ枝、を剪定します。 常緑樹は冬なのであまり剪定しすぎると弱ります。 正月も控えてますし、無理やり枝ぶりを整えてると部分的に葉がなくなってポッカリ穴があいたりするので、見た目を損なわないように、2,3年かけて枝を整えるのも1つの手段です。 落葉樹は冬時期は強剪定ができます、樹形を整えるチャンスです。 では健闘を祈ります。 質問があればなんなりと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
難しい~
少しは分かるけど・・・ 例えば丸く剪定する何だっけ? 柘植って言うの? アレはどんな感じになるのか 写真が欲しいよ~実物の 他の木もだけど・・・ イメージがわかないんだな~素人は困るねー (2004.12.08 23:52:35)
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