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テーマ:年賀状(1010)
カテゴリ:良いもの見つけた!
紅白歌合戦をたまたま見ていたら、さだまさしが出てきた。
出場することも知らなかったし、「遙かなるメリークリスマス」という歌の存在も知らなかった。 で、歌い始めて、その歌詞を読んでいくと、、、 『メリークリスマス 二人のためのワインと それから君への贈り物を抱えて駅を出る 外は雪模様 気づけば ふと見知らぬ誰かが僕にそっと声をかけて来る 振り向けば小さな箱を差し出す 助け合いの子供達に僕はポケットを探る 携帯電話で君の弾む声に もうすぐ帰るよと告げた時のこと ふいに誰かの悲鳴が聞こえた 正面のスクリーン激しい爆撃を繰り返すニュース 僕には何にも関係ないことだと 言い聞かせながら無言でひたすら歩いた メリークリスマス 僕達のための平和と 世の中の平和とが少しずつずれ始めている 誰もが正義を口にするけど 二束三文の正義 十把一絡げの幸せ つまり嘘 僕はぬくぬくと君への 愛だけで本当は十分なんだけど 本当は気づいている今のこの時も 誰かがどこかで静かに命を奪われている 独裁者が倒されたというのに 民衆が傷つけ合う平和とは一体何だろう 人々はもう気づいている 裸の王様に大人達は本当の事が言えない いつの間にか大人達と子供達とは 平和な戦場で殺しあうようになってしまった 尤も僕らはやがて自分の子供を 戦場に送る契約をしたのだから同じこと 子供達の瞳は大人の胸の底を 探りながらじわりじわりと壊れていく 本当に君を愛している 永遠に君が幸せであれと叫ぶ その隣で自分の幸せばかりを 求め続けている卑劣な僕がいる 世界中を幸せにと願う君と いえいっそ世界中が不幸ならと願う僕がいる メリークリスマス 僕は胸に抱えた小さな 君への贈り物について深く考えている 僕は君の子供を戦場へ送るために この贈り物を抱えているのだろうか 本当に愛している 永遠に君が幸せであれと叫ぶ 本当に君を愛している 永遠に永遠に君が幸せであれと叫ぶ メリークリスマス 凍てつく涙を拭いながら 生きてくれ生きてくれと叫ぶ 雪の中で雪の中で雪の中で 白い白い白い雪の中で メリークリスマス メリークリスマス』 メッセージソングです。 それもかなり政治的な。 よくNHKで、コレが許してもらえたね。 もちろん、彼のメッセージは充分伝わりました。 彼くらいのひと歳取ったシンガーが歌うと説得力もあります。 昨年の「純愛路線」に便乗した歌どもの100倍素敵です。 さて、彼くらいの歳の方からもらう年賀状も彼と同じかそれ以上のメッセージが込められていました。 年賀状としてふさわしいのかどうか、、、は、考えさせられますが、 時代を「憂う」気持ちは、この世代の方には強いものがあります。 個人的には、ミスターチルドレンの「タガタメ」や それを使ったカップヌードルのCMの路線の方が私はもっと好きです。 しかし、それぞれの世代が、それぞれの形で、でも「訴えて」いかないと、、、 雪崩は今、確実に起こっていますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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