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テーマ:中学校日記(497)
カテゴリ:中学生へ語る
生徒指導主事は、始業式や終業式のあとに
「ありがたい」お話しをします。 そろそろ4年目なので、 話すネタが尽き欠けています、、、 苦しみながら考えた、1学期始業式のお話しです。 では、どうぞ~ 『みなさん、進級おめでとうございます。 私の人生には、人生を変えた大きな瞬間が3回ありました。 今日は、そのお話をします、 1回目は、小学5年生の4月でした。 それまでの私は、通知票で言えば3の中に、 2と4が散らばっているようなごく普通の生徒でした。 その4月に出会った新しい担任の先生は、 私のことを何かにつけてクラスの役に立つよう、 引っ張り出してくれました。 そのおかげで、私は積極的になり、 成績もぐんぐん上がっていきました。 そこから、私の夢は「先生になること」になりました。 2回目は、中学2年生の4月。 新しいクラスで、一人の友人と出会いました。 彼は、抜群の運動能力があるわりに、 部活をサボる、女の子にちょっかいも出す、厄介な男でした。 その彼と私は親友になり、 彼は私にギターというそれまでまったく知らなかった、 新しい世界を教えてくれました。 しかし、その後、私は彼と共に部活をサボり、 成績もどんどん下がっていきました。 3回目は、高校3年生の4月です。 その時点でも私の夢は「数学の先生になること」でした。 しかし模試を受けた結果では、 目指す大学合格の可能性は50%もありませんでした。 数学は良いけれど、国語と英語が悪かったからです。 今のままでは合格することは無理だと思いました。 そこで決断をしました。 私の通った高校では3年になるときに 数学理科を中心に勉強する理系と 国語英語を中心に勉強をする文系に分かれます。 普通、数学の先生になるには数学を勉強する理系に進みますが、 そうすると国語英語の授業は減ります。文系に行けば、 国語英語はたくさん勉強できますが、 数学の授業はほとんどありません。 私は結局、文系に行くことにしました。 数学の授業はありませんが、自分で勉強することにしました。 学校の先生や親には反対されましたが、自分を信じました。 私が今ここに立っていられるのも この3つの瞬間があったからだと思っています。 そしてその瞬間はすべて4月のことです。 今、あなたの前にもその瞬間は転がっています。 新しい先生、新しい友達、新しい自分。 それに手を伸ばすのかどうかはあなた自身です。 そういう思いで、教室に戻ってください。』 以上、この通り話せた訳ではないですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.07 19:39:11
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