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LEIBSTANDARTE MITUKI HAYASE

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2018.07.20
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(続きから)

以前より和歌山県を旅する事があれば行ってみたかった土地があります。
那智勝浦から南にちょっと進んだ所にある、太地町。
良くも悪くも、クジラやイルカに関して有名なあの町です。


道の駅たいじからまっすぐに海沿いを北東に進んだ道路沿い、ヤシの木が並んでいて南国風になっていました。


その一角にある「くじら家」さんとお店がガイドブックに紹介されていたので、今回立ち寄る事にしました。
那智勝浦のマグロではなく、この日の昼食にと選んだのがこちらで食べる事の出来る、


クジラのランチセット。
左上から大和煮、クジラのベーコン、味噌漬、串カツ、刺身各種、


更に、さえずりのお吸い物と竜田揚げ、これに白米がついたのがランチセットでお値段はちょっとそれなりでしたw
使われていたのも説明があって、ミンククジラ・イワシクジラ・ニタリクジラの三種類のクジラだそうです。
いずれもちゃんとしたクジラ(テーブル横の壁にクジラの種類のポスターが貼ってある)で、小型のゴンドウやイルカでは無いのは、やはりちょっとほっとしてしまいました~

お肉はなんとなくですが臭みが多少あり、その為に揚げてソースやマスタードで食べるのが一番かなぁ?とも思いましたが、逆に「肉」を食べているという気分にもなり、ニンニク醤油に合わせる刺身類も煮物の方もとても美味しく頂く事が出来ました。
それにこの2日間で唯一のまともな食事でもありましたので、ガツガツとご飯と一緒にあっという間に平らげてしまいましたね。

私的に牛肉や豚肉が安価である程度安定供給されるようになった現在では、クジラ類の捕食に賛否が分かれるのは仕方が無いとはいえ、これらも明治から戦後直後まで日本の食卓を支えた貴重なタンパク源であったのは確かですし、また沿岸の町では古来よりの伝統的な食材でもあった事も事実。
見た目が「可愛いから」という理由だけで一方的倫理を押し付けるのはやはりおかしい事だと思いましたね。

因みに、後からこられたご婦人がた御一行はクジラカツのカレーを注文していたみたい、そちらも美味しそうでしたのでいつか試してみたいなぁと思いつつ、店を後にして先を急ぎました。


ヤシの木の道をまっすぐに進んだ先にある太地くじら浜公園、クジラの尾のモニュメントと共に、


かつての捕鯨船と鯨漁師の像が建っていまいした。


かつて栄えた捕鯨の文化を、こういう形で残すのも大事な事だなぁと思いますね。


この保存船からもう少し進んだ所にある、


太地町立くじらの博物館が、今回の旅の最後の目的地となりました。


中には色々なクジラの骨格標本が展示されていたり(太地港に水揚げされた個体もあれば、大阪湾で捕れた個体などもありました)


沿岸の捕鯨の様子の再現もされていましたね。


セミクジラの大きなヒゲの他、各種クジラのヒゲも展示されていました。
更に・・・


かつて和歌山にあったというこの茶室の天井、


クジラのヒゲを規則的に並べて作られた鯨髭天井、という物らしいです。
こんな風に色々な人間との関わり具合も紹介されていました。

また、クジラやイルカの部位の標本も充実しており(写真は撮らなかったのですがw)、巨大なクジラの心臓や腸や生殖器、一方で以外に小さい脳の標本等も展示されていました。
特に心臓は小型犬くらいの大きさがあり、迫力もありましたね。


3階に上がると、捕鯨の歴史が展示されていました。


銛での漁から、


銃器の登場、


そして近代の大型の銛の射出機も。
確かに効率よく捕鯨が出来るようになったのでしょうが、その為に捕獲数の増大を招いてしまったのもよく判りましたね。


4階の屋上からは、時代を生きたあの捕鯨船の姿が少し寂しく見れました。


と、その反対側には入江を利用したクジラやイルカの飼育施設を見る事が出来ました。


小さなクジラが泳いでいる!
実はこの博物館の真髄はここからだったのですね。
クジラ肉の味の事や捕鯨の是非等はすぐに忘れて、楽しい時間の始まりです♪


巨大なシロナガスクジラの骨格標本の傍から、


クジラショーを2時間おきに観る事が出来るのです!
因みに交互にイルカショーもあるのですが、クジラショーというのは初めて聞く言葉なのでちょっと興奮してしまいました。


このクジラはハナゴンドウとオキゴンドウという2種類の小型のクジラ達によるショータイムでした。


写真撮影は失敗しましたが、イルカよりも一回り大きな巨体が跳ね上がったり高速で水中を泳いだり、
ヒレでバシャバシャ水を叩いたりと、観ていてとても楽しい時間でしたね。


ショーの後には観覧席のすぐ傍まで寄って来てくれて、撮影のサービスタイムもありました♪


こちらではショーの他にも色々な体験を楽しむ事ができました。


バンドウイルカのレオ君、
この子と水辺で触れ合う事も出来るんですよ♪
某君望のヒロインがイルカに触るというシーンを読んでから体験したくて20年あまり、ついに念願のイルカに触る事が出来た瞬間でした!!
予約をすれば、一緒に泳ぐ事も出来るそうですが、イルカタッチだけでも十分満足ですね♪

因みに、触った背中の感触は・・・茄子みたい???


元気に跳ねまわるクジラを眺めるのもよし、


シシャモを買って、食べさせて上げる事も出来ました。
可愛いからつい、あげすぎちゃって、すぐに手持ちのエサが無くなってしまった・・・


スタッフ達の訓練や餌付の様子を見ているだけでも楽しいです。


アルビノのシロクジラさんは、ちょっと撮影が難しくてなかなか良いアングルで撮れなかった・・・


青い空と綺麗な海と、クジラ達に囲まれた天国のような場所でしたね。
更に奥には海洋水族館もあり、そちらでも元気に泳ぐイルカ達や近海の魚介類の展示を見る事が出来ました。
クジラとイルカは全部で40頭も飼育されているそうですよ。


水族館の方は時間があまりなくて、ちょっと駆け足で観る事になってしまいました。


というのも、今度はイルカプールでイルカショーが始まってしまったからです。


折角なのでこちらも素敵なイルカ達のショーを楽しんで、くじらの博物館を後にする事にしました。

和歌山の動物との触れ合い場所というと、白浜のアドベンチャーワールドが有名でしょうが、こちらのクジラやイルカと遊べる空間も私には初めての体験でしたのでとても楽しく過ごす事が出来ました。
時間に余裕があれば、もう一度クジラショーを見たかったですねぇ。


博物館を出発して、少し太地の町並みをドライブで散策。
こちらの海水浴場では子供達が泳いでいました。
暑い日でしたので気持ち良さそうでしたね。


太地港のすぐ傍にある恵比寿神社、こちらの階段前の両脇にはマッコウクジラの顎の骨が鳥居に見立てて建てられていました。
元々はセミクジラの鯨骨鳥居というものだったそうですが、こういう所にも鯨油を捕るだけではない、日本の捕鯨文化を知る事が出来るというものですね。


太地町で思いのほか、時間を過ごしてしまったので急いで帰路に着きました。
紀州の太平洋をずっと眺めつつ、運転して行くのは気持ち良かったですね。


本当に空と海とが青一色で気持ちの良い旅路となりました。


途中、串本の手前で橋杭岩という奇岩の様子を見る事が出来ました。


伝説によると弘法大師と天の邪鬼が、大島まで橋を掛ける競争をした場所だとか。
この時は見事な引き潮でしたので、岩と岩の間まで歩いて行っている人の姿も観られましたね。


串本から大島へ渡ると本州最南端の地、そして時間的には数時間後に綺麗な夕日の海が見られるのは判っていたのですが・・・
出来る限り、明るい時間帯に大阪の高速道路を抜けたかったので、惜しみつつも和歌山を後にしました。
帰路は地図をよく見てナビには従わずに高速道路を無事に走行、来た時と同じく兵庫県の三木サービスエリアまで走って休憩しました。
その頃にはもう真っ暗になっており、ゆっくりと走って帰宅したのは日付が19日に変わってからになりました。


という訳で、突発で行って帰ってきた和歌山県の旅でした。
お土産は熊野の地酒をいくつか購入、また太地で鯨の缶詰とマグロのトロ煮を、和歌山のサービスエリアで南高梅と買って帰りました。
暫くして落ち着いたら、それらで一杯やりつつ食べるのが楽しみです。
和歌山ラーメンとかを食す機会が無かったのが少し後悔、それと熊野の鮎も食べたかったところですが・・・

それでも2日間で個人的には充実した旅となったと満足しています。
国分寺に一宮、西国霊場を三カ所、熊野三山、そしてクジラの鑑賞と太平洋に触れた旅。
天気にも恵まれて良い気分転換になりましたね。
そしていつか、今度は高野山の方にも行ってみたい所ですね。





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最終更新日  2018.07.21 02:35:40
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