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テーマ:エネルギー革命(253)
カテゴリ:求人
[ 2014年12月19日 / 日経産業新聞 ]
山形大学の城戸淳二教授らは、発光効率の高い有機ELパネルを従来の10分の1以下のコストで作れる技術を開発した。効率は普及する発光ダイオード(LED)とほぼ同じ。安価で高性能な照明の実現につながる。今後、大日本印刷やコニカミノルタと共同で大面積のパネルを製造する技術を開発し、2〜3年後に照明用パネルの販売を目指す。 有機ELのパネルは複数の材料を層状に重ねて作る。現在は真空状態で材料のガスを吹きつける製法が一般的だ。しかし手間がかかりコスト低減のネックになっている。 新手法は印刷技術を活用し、高効率のパネルの実現につなげた。材料と溶剤の組み合わせなどを工夫することで、重なり合う層の材料が混ざるのを防いだ。大気中で多層構造が実現でき、2ミリ角の小型パネルを試作したところLEDと同程度の効率を確認できた。 有機ELパネルは発熱が少なく、面全体で広範囲を均一に照らせる照明として実用化が進む。ただ従来の電球やLEDより高価で、コストを下げる研究が進んでいる。 ★新刊!「世界有機EL照明産業年鑑2015」 ★★★12月10日発刊 セミナーのご案内:有機EL照明と部材の市場・業界・技術の行方 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/12/27 08:54:14 AM
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